ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
手軽に髪を染めれる【ホームカラー】
時間がない時、美容院に行くことができない時、生え際など気になる部分がすぐに目立つ時にすごく便利だと思うでしょうが・・・
ホームカラーはやめてください!
ホームカラーをやめて欲しい理由はちゃんとあるんです。
それは単純に「髪が傷むから」だけではありません。
もちろん髪は傷みますよ。
それは美容室のヘアカラーでも厳密には同じですけどね。
ただ、髪が傷むってだけではないデメリットがホームカラーにはあるんです。
ホームカラーをやめて欲しい一番の理由
ホームカラーをやめて欲しい一番の理由。
それは
髪の履歴がわからなくなるから!
これです。
【髪の履歴】ってなに?って思うかもしれませんよね。
【髪の履歴】って今までに何をしてきたのか?ってことです。
例えば、「ヘアカラーを3ヶ月前にして、1ヶ月前にはパーマをかけました」
「ヘアカラーは毛先まで全体を明るくして、パーマは毛先だけに1カール内巻きにかけたんです」
こんな感じが髪の履歴です。
つまり、今までにどんな施術をこの髪にしてきたのか?ってこと。
それによって髪のダメージを美容師は推測するんです。
髪の中の状態がわかるなら推測なんてしませんが、もちろんわかるはずもありません。
ですから、髪を手で触って今までの履歴を聞いて、髪の状態を推測するんです。
そこから、「今回はこれくらいの強さ薬剤を使おう」とか「放置時間はこれくらいにしよう」とかを考えるんですよ。
自分が担当しているお客さまの髪なら100%髪の状態はわかっていますが、そこにホームカラーが入ってくると・・・
たちまちわからなくなってしまいます。
見た目でわかるくらい傷んでいれば別ですけど、見た目ではわからないのが一番怖いんです。
ホームカラーって染まればいい!と思って作られていますから、当然パワーは強いです。
染まらないとメーカーにはクレームがきますから、しっかりと素人が扱っても染まるように作られています。
そんなパワーの強い薬剤で髪を染められたら・・・
しかも、毛先まで染まっているところと根元しか染まっていないところなどに
染まりにムラがあったら・・・
もうお手上げです。
そんなムラに染まっている髪の塗り分けなんてめっちゃ難しいんですよ!
正直言って無理です。
でも、お客さまは美容師ならなんでもできると勘違いをしている。
美容師は魔法使いではありませんから、傷んだ髪に対してなんでもできるわけではありませんよ。
そのあたりをよく考えてからホームカラーはして欲しいです。
泡カラーは絶対にやめてください
そして、ホームカラーでも特に【泡カラー】は最悪ですからね。
あれは絶対にダメです。
使ってはいけません!
まだチューブタイプのカラー剤でハケを使って染めるタイプの方が100倍いいです。
ハケを使って自分で見える範囲だけの根元だけを染める。
これだけならホームカラーもありかなと思います。
【泡カラー】はその名の通り泡で髪を染めます。
ですから、ピンポイントで染めることができません。
根元だけ染めているつもりでも、毛先まで染まっていることもあります。
これが【ダメージムラ】になるんです。
どこまで染めているのかご本人でもわからない。
わからないまま繰り返し泡カラーで染める。
すると、必ず重複して染まっていく部分ができる。
その重複している部分がよりダメージしていく。
しかもムラムラに・・・
これが【ダメージムラ】です。
こうなってしまうともう本当にお手上げ〜ってなります。
パーマをかけるのも怖い・・・
まして、縮毛矯正なんてとんでもない・・・
ヘアカラーだってキレイに修正できるとは思えません・・・
その時、髪が染まって良かった〜って思うかもしれませんが、その後のことまで考えて泡カラーは使用して欲しいです。
最後に
コロナ禍でお家時間が増え、出かけることもなくなってホームカラーの需要が増えたよく聞きます。
ホームカラーは確かに便利でコスパもいいです。
それはよくわかります。
でもそのメリットと引き換えにデメリットも必ずありますから、そこをよく考えて使って欲しいと思います。
コロナが終わって、さぁ出かけるぞ〜って時に
傷んだ髪では気分も上がらないですよね?
そうならないようによく考えて使用して欲しいですね。