ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
天然100%ヘナで髪を染めると「もうヘアカラーは染まらない(できない)」という美容師さんがいます。そんなことを言われたお客さまはヘナは興味あるけどヘアカラーが染まらなくなったら困る〜どうしたらいいの〜!ってなりますよね。そんな「天然100%ヘナの染まり」について書いてみます。
ヘナで髪を染めたら色は落ちないのか?
まず「ヘナで髪を染めたら色は落ちないのか?」なんですけれど
ズバリ
色は落ちます。
一度染めたら永遠に髪に染まっているなんてヘナには無理ですよ。
ただね。
ここで問題にあるのが、「ヘナ」って一言でいっても色々とあって
【ケミカルヘナ】と【天然100%ヘナ】があるんです。
【ケミカルヘナ】とは、天然100%ヘナに化学染料を混ぜて発色(染まり)を良くしたヘナのこと。
これって化学染料を混ぜた時点でほとんどヘアカラーなんです。
そんな【ケミカルヘナ】は、一度髪を染めると抜けにくく落ちにくいです。
ヘアカラーでのカラーチェンジもとても難しく(無理)なってしまいます。
でも【天然100%ヘナ】でしたら、ある程度条件が整えばカラーチェンジもできるんです。
【天然100%ヘナ】の場合は染まる側、つまり『染める髪の状態』によって染まりが左右されます。
天然100%ヘナで染めようと思った髪の状態がどんな状態なのか?
ここが一番大事なんですよ。
天然100%ヘナは自然に色落ちします
天然100%ヘナで染める時に使うのは2種類です。
- ヘナ(ヘンナ)
- インディゴ(ナンバンアイ葉)
この2つです。
どちらのヘナも髪がダメージしていない健康毛であれば、ある程度日数が経過すれば自然と色落ちしていきます。
ヘナとインディゴは、染まり方が全く違う仕組みなんです。
ですから
ヘナはダメージのない健康毛だと色持ちは良いですが、ダメージしていると健康毛より早く色が落ちて(抜けて)しまいます。
これはダメージしている髪は、内部のタンパク質が少なくキューティクルが欠損(開いている)しているためで、ヘナが染まっても引っ付くタンパク質も少ないうえキューティクルが開いているので抜け出てしまうからです。
そして、インディゴは健康毛に染めると色味の持ちは良く、自然に抜けて(落ちて)行きますが
髪がダメージしていると色素が抜けにくくなります。
これは先ほど書いた【ヘナ】と【インディゴ】の染まりの違いから起きる現象です。
インディゴはイオン結合しますから、このような現象が起きるんです。
まとめると
天然100%ヘナの色落ちをまとめると
- 天然100%ヘナは、髪に染まっても自然に抜けてくる。
- 天然100%ヘナは、ダメージしてる髪の毛だと色持ちが悪い。
- 天然100%インディゴは、健康毛(髪の毛が傷んでいない状態)であれば色は抜け(落ちる)る。
- 天然100%インディゴは、ダメージしている髪ほど色が抜けにくい。
毛先にインディゴが残りやすいのもダメージしている部分ほど抜けないからです。
ですから、知らずにインディゴで根元から毛先まで染めてしまうと根元は自然に抜けて地毛になってきても毛先が暗いまま!
なんてことが起こるんですよ。
天然100%ヘナは一度染めても自然と色落ちしますから、安心して染めてみてくださいね〜