ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
ヘナを少しでも染まりよくしたいからと【温める】ことがあるかもしれませんが、それで本当によく染まるのでしょうか?
ヘナは温めると髪の染まりがよくなるって聞いたけど本当?
ヘナの染まりをよくしたいからと【温める】こともあるかもしれませんが、それで本当にヘナの染まりは良くなるのでしょうか?
お客さまからもたまに質問されることなんですけど・・・
先に結論から言うと
ヘナは温めても髪の染まりはよくなったりしません!
「えっ!マジですか?」って思われるかもしれませんね〜
でも、カンザキはそう思います。
その理由を書いてみますね。
ヘナは温めても髪の染まりがよくならない理由
『ヘナ染めで温める』って書いても色んな温め方がありますよね。
温め方でヘナ染めの効果(結果)も変わってくると思うのでそのあたりを書いていきます。
ヘナを塗ってから加温機で温める
ヘナを塗った後にラップをしてその頭の上をグルグルと回って温めるやつがありますよね。
あれを『加温機』って呼んでいます。
商品名は「ローラーボール」だったと思います。
グルグルと回りながら髪を温める機械です。
よくパーマをかける時にグルグル回っているイメージがあると思います。
(今ではほとんど使いませんが)
そんな加温機を使ってヘナで染めて髪を温める。
これって意味ない?と思っています。
理屈としては、髪を温めることでキューティクルを開いてヘナの浸透をよくするってことなんでしょうけど・・・
ヘナは低分子ですから、そんなことをしなくても髪の奥まで浸透します。
加温機で温めるのは美容師の「やった感」なのではないでしょうか?
まぁ必要ないと思いますが、やリたければやってもいいかも。くらいのものです。
ヘナを熱湯で溶かす
【ヘナを温める】と言う意味で、ヘナを溶かす水に熱湯を使う。
確かにヘナは温められますし、ヘナもよく溶けると思います。
でもこれは絶対にやってはダメなこと。
考えみてください。
植木に熱湯をかけますか?
熱湯をかけた植木はどうなりますか?
ヘナも植物からできていますよね?
同じですよ。
それに・・・
ヘナの色素のナフトキノンが熱湯をかけることで壊れてしまいます。
こうなったら正しい染まりは難しいでしょう。
湯煎で溶いたヘナを温める
これは大正解♪
ヘナは水で溶いておいて、その後に使う(染める)時に湯煎で温める。
これくらいの【ヘナの温め】が一番です。
しっかり水で溶いたヘナが湯煎されることでさらに溶け出します。
頭皮にヘナを乗せても人肌くらいには温められていますから、冷たくありません。
ヘナ染めをする前日には水でヘナを溶いておいて、それを当日湯煎して髪を染める。
これが【ヘナを温める】BESTです。
最後に
ヘナの染まりと良くしたいからと
ヘナを塗ってから温めたり
ヘナを熱湯で溶いたりしては、せっかくのヘナの効果が出なくなってしまうかも。
ヘナの染まりを良くしたいからと、そんなことをするくらいなら
染める髪を『素髪』にしましょう。
まずは染める側の髪を染まりやすい状態にすることが大事です。
素髪になり、染まりやすい状態になった髪に正しく溶いたヘナを乗せる。
これが一番キレイにヘナを染める方法ですよ。