ハナヘナも染まった髪は退色するんですか？

ハナヘナで髪を染めても日にちが経てば退色するのか？髪色はどうなるのか？そんな質問があったのでお答えします。

ヘアカラーとハナヘナの染まりの違い

まず最初にハナヘナの染まりは、ヘアカラーとは全く違います。

ヘアカラーの場合は 1剤と2剤の2種類を使って染めます。

1剤の成分は酸化染料とアルカリ剤。

2剤の成分は酸化剤（過酸化水素）です。

この1剤と2剤を混ぜることで酸化染料が発色して髪が染まるんです。

そしてハナヘナ。

ハナヘナは天然100％ヘナです。

植物でできていますから、酸化染料もアルカリも酸化剤も使いません。

（ヘナの中には”ケミカルヘナ”という酸化染料が入ったヘナもあります。気をつけてください。）

そんなハナヘナの染まりは

低分子のヘナが髪の奥深くまで浸透し、髪の内側で髪のたんぱく質に絡みつき（重合）大きくなって抜けにくくなる。

ヘナの成分であるナフトキノンの持っている色素はオレンジ色。

ですから

白髪はオレンジに染まるんです。

これがヘアカラーの染まりとハナヘナの染まりの違いなんです。

全く違うことがわかってもらえました？

ハナヘナの退色とは？

ヘアカラーの退色は？

ヘアカラーは染まるときにメラニン色素を壊して髪色を明るくして染料が染まる。

この時に髪は傷みます。

この染まった色味が抜けると、下の明るくなった髪色がでてくるんです。

これが退色です。

毛先ほど色味が抜けて明るくなったりしますよね？

傷んでいる髪ほどキューティクルが開いていて、染まった色味が抜けやすいんです。

ハナヘナの退色は？

ハナヘナは髪の内側に残ることで染まります。

わかりやすく書くと

染まりたてが１０のヘナが残っているとしたら

1か月後には８のヘナ

2か月後には６のヘナと

少しづつ髪の中のヘナが減ることで色味が薄くなるんです。

これは『例えば』ですからね。

ヘナは０になることはありませんし

髪質や髪の状態によって抜け方には個人差がありますよ。

まとめ

ハナヘナも退色はします。

ただし

ヘアカラーの退色とは全く違います。

簡単に書くと『ハナヘナの退色』とは

濃く塗ったオレンジが時間が経って薄いオレンジになった。

こんな感じです。

ハナヘナは退色したからといって髪が傷むこともありません。

そもそも染まるときにも髪は傷みませんよ。