ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします！
天然１００％ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
最近縮毛矯正ネタが多いこのブログ
梅雨に入ってから 縮毛矯正をするお客さまが増えています
正確には 梅雨に入る前から徐々に増え始めます
くせがあるとどうしても雨の日は髪が 膨らむ うねる まとまらない
くせ毛はなぜ広がるのか？
なぜうねるのか？
そんななぜについて書いてみました！
髪の構造をちょっと知っておこう！
髪を輪切りにして見ると 外側から順に キューティクル コルテックス メデュラという 3つの部分から構成されていることがわかります
キューティクル
みなさんご存知の髪の外側を覆っている髪の鎧みたいなモノです
熱や摩擦から髪を守り 髪のツヤがでるのも このキューティクルが整っているからです
メデュラ
この部分については役割がよくわかっていません ある人とない人がいたりします
コルテックス
ここがくせ毛の人に一番関係する部分
髪全体の85%以上を占めるのがコルテックスの部分です 「ケラチン」というタンパク質からできていて 髪の毛の弾力を出すような働きをもっています
パーマやヘアカラーはこのコルテックスの部分に作用することで 髪に動きをつけたり 髪色を変えたり（明るく または暗く）しています
繰り返しパーマやヘアカラーをする場合は 手触りで効果を実感しやすいキューティクルのケアだけでなく 実際にパーマやヘアカラーの影響を受けている 毛髪内部のコルテックスのケアにも気を使う必要があります。
そして 雨の日や梅雨の時期などの湿気が多い時に『くせ』や『うねり』『広がり』が出やすくなるのも このコルテックスに原因があるんです
コルテックがつくる くせ毛のふくらみ＆うねり
くせ毛と直毛の断面を見比べると 直毛の断面が真円に近いのに対して くせ毛の断面は楕円形になっています
このくせ毛の楕円形になっている断面のゆがみが 髪のうねりや広がりの原因になっています
ではなぜくせ毛は 断面がゆがんでしまうのでしょうか？
コルテックスの２つの種類
髪の内部のコルテックスには
水を吸いやすいオルソコルテックス（柔らかい）
と
水を吸いにくいパラコルテックス（硬い）
という2つの種類があります
直毛は この２種類のコルテックスが均一に並んでいます
くせ毛では バラバラで偏り 不規則に並んでいるんです
直毛は 水分を吸いやすく膨張しやすい（柔らかい）オルソコルテックスと 吸いにくく膨張しづらい（硬い）パラコルテックスが均一に並んでいるので
湿度が多い雨の日でも真円に近いまま膨らむので くせのようなうねりや広がりはでにくいんです
一方くせ毛の場合は コルテックスが偏ってあるために 髪の膨らみ方もバラつきがあります
よく膨らむ部分（オルソコルテックス）と 膨らみにくい部分（パラコルテックス）の 「膨張率の差」が くせ毛特有の雨の日のうねりや広がりを作っているんです
１本の髪の中に 膨らむ部分と膨らみにくい部分があるんです
外側は柔らかいオルソコルテックスなんです
想像してみてください！
膨らみ方が違うと 当然 髪は凸凹しますよね？ 凸凹ですから手触りも悪く感じるでしょう
その凸凹がねじれを生みます
髪は頭皮から１０万本生えていると言われています
その１本１本がねじれてしまったら
凸凹してしまったら
もう大変！
その膨らみや厚みは半端ないはずです！
これがくせ毛が雨が降ると広がる うねる 膨らむ原因なんですよ
そうそう加齢毛と言われる
年齢と共に髪がくせ毛みたいになるの
この２つのコルテックスのバランスが悪くなるからなんですよ
まとめ
髪の中にはコルテックスというモノがあり そのコルテックスが髪に影響しています
２種類のコルテックスによって 直毛だったり くせ毛になったりするんです
その２つのコルテックスの水分を含んだ時の膨らみ方がそれぞれ違うので 『うねり』がでるんです
年齢を重ねるとコルテックスが偏り 加齢毛と呼ばれる『くせ毛』みたいな状態になります
