ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
若い頃は髪がツヤツヤだったのに最近は髪に艶がなくなってパサパサしてる・・・なんで髪に艶がなくなったの?
加齢で髪密度が低下するのはなぜ?
髪の毛は断面で見た時に
真円形に近いほど手触りもよく
光をきれいに反射するのでツヤがでます。
くせ毛の場合はほとんどが楕円形で
さらに髪がねじれて
光の反射がうまくできずにツヤがありません。
髪は老化によって真円ではなく
楕円形に近づいていきます。
これは加齢と共に髪の中のタンパク質が流出し低下することでおこります。
年齢と共に髪の中にあるSS結合が減少するのです。
SS結合とは髪のタンパク質同士をつなぎとめる役目をするもの
加齢と共にSS結合が減少するとタンパク質同士がつなぎとめれなくなり
ヘアカラーやパーマなどで髪がダメージしキューティクルが開くと髪の中からタンパク質が流出しやすくなるんです。
これを『髪密度の低下』と言います。
まるで『骨密度の低下(骨粗しょう)』みたいですよね。
でも『骨密度』と同じようなことが
あなたの髪にも起こっているんです。
年齢と共に髪にツヤがなくなるのはなぜ?
髪密度が低下した髪は
真円形ではいられなくなります。
わかりやすく例えると”のり巻き”
お米が詰まったのり巻きは真円で
外側ののり部分はパンって張っていますよね?
でもお米が減って中がスカスカになったのり巻きは
外ののり部分もシワシワになってしまいます。
髪のツヤは光の反射です。
キューティクルが整っているから光がキレイに正反射し
髪にツヤが生まれるんです。
加齢で髪の中のタンパク質が流出してしまい楕円形になったり、ねじれたりした髪は
当然、表面のキューティクルも整わなくなります。
そんな髪が光をキレイに正反射できると思いますか?
思わないですよね?
年齡と共に髪にツヤがなくなるのは
髪がダメージしているからだけではなく
髪密度の低下も原因なんです。
まとめると
髪は加齢と共に髪の中にあるSS結合が減少します。
SS結合はタンパク質同士をつなぎとめる役目をしていて
SS結合が減少することでタンパク質が髪に内側から流出し
髪密度が低下する状態になる。
髪密度の低下した髪はキューティクルが整わずに
光が乱反射していまい
結果
髪のツヤがなくなる。
ダメージだけが原因ではなく
髪密度も髪のツヤに影響しているんです。
じゃあ
「トリートメントすれば髪を補修してくれるからよくない?」
と思いがちですが
トリートメントは髪を補修しませんし
ほとんどのトリートメント(被膜系トリートメント)は
単に髪の表面に膜をはり、光が反射しやすくするだけです。
その時だけの髪のツヤを求めるなら
それも正解かもしれませんが・・・
ここのところをよく知っておいてくださいね。