ARCHEではハナヘナ染めする時に温める機械は使いません。そのわけは?

神戸市垂水区にある美容室ARCHE(アルシュ)
ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。

昔はパーマやヘアカラーの時に活躍した「温める機械」 頭の上でグルグルと回っているやつです。温度をかけて薬剤を浸透させるために使うんですが、意外に熱かったりするんですよね〜 あれって何のために使っているんでしょう?

目次

頭の上でグルグル回るやつの名前は「ローラーボール」

頭の上でグルグルと回るやつですが、一度は美容室で見たことありますよね?

あの名前は「ローラーボール」って言います。

美容師は「遠赤」(遠赤外線の略)って呼んだり、「加温機」って呼んだり

むか〜しなら「ジュピター」なんて呼んでいました。(懐かしい)

そんな「ローラーボール」

使い方は『薬剤がついた状態に温度をかけて薬剤の反応、浸透を促進させる』ものです。

ですが温度のムラがあったりして、均一に温度が当たらなかったりするんですよ。

ローラーボールはなぜ使う?

ローラーボールを使う理由の最大の使い道は

「時短」です。

温度をかけて薬剤の浸透をさせることで薬剤の反応を早くすることで時短になる。

こんな感じなんです。

でも実際には温度をかけることで、過剰にキューティクルが膨潤してしまいダメージが出たりします。

ですから使い方がとても大事なモノなんです。

カンザキはパーマやヘアカラーではローラーボールは使いません。

パーマなんて自然放置で3分もあったらかかりますし、ヘアカラーで使ったら色ムラになったりしますしね。

使い方としては別の役割なんです。

ヘナ染めに温める機械は必要?

ローラーボールは長いので「加温」と言いますね。

ヘナ染めで加温をするのは、温めることでヘナの浸透をよくして、より染まりをよくしようとする考えかなと思います。

でもヘナは低分子です。

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キューティクルにわずかな隙間があれば浸透します。

ヘナを溶くのに使われる水分があればキューティクルは開きますから、低分子のヘナは浸透できるんです。

そして、ヘナを塗ってからしっかりラップして保温することで体温でキューティクルは開きヘナは浸透して染まります。

無理に加温する必要はないですよね。

余分なことをすることで髪をダメージさせる要因を作ってしまうことになりかねません。

最後に

美容師さんはお客さまのためを思って「+α」をしたがります。

でもその「+α」が余分なことになり、結果髪を傷める原因になることも多いです。

そうなればただの自己満足です。

ヘナ染めは、できるだけシンプルに考えて施術することが大事だと思います。

ヘナの染まりを本当によくしたいなら、髪についている余分なもの(皮膜とか)をしっかりと取ればいいんです。

ハナヘナ染めでは、髪を温める機械=ローラーボールは全く必要ないと考えています。

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