ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
植物100%のヘナ染めで「温めると染まりが良くなるのか?」なんて聞かれますが、「温めると良くなるって本当ですか?」って感じです。
ヘナを塗って温めると染まりが良くなる?
ヘナ(ここではハナヘナのこと)は、植物100%の植物性染料です。
「ヘナを塗って放置している時間に温めると染まりがよくなる」って
誰が言ったんでしょう?
ヘナって染めてから放置している時間に温めても
染まりには何ら変わりはありません。
むしろ温め過ぎない方がいいかも。
ヘナを塗ってから温めると染まるが良くなるって考えるは
ヘアカラーやパーマで温められたことがある人が思っているのかもしれませんね。
美容室である、頭の上でクルクルと回るやつで温められたことが一度はありませんか?
あれを加温機って言います。
温めることでヘアカラーの染まりがよくなった。
温めることでパーマのかかりがよくなった。
そんな経験から「温める」=「染まりがよくなる」って勘違いしているだと思います。
髪を温めるとキューティクルが開いて薬剤の浸透は確かに良くなるかもしれません。
でも、温めることは注意しないと髪のダメージにつながります。
パーマはなどは加温タイプと常温タイプがあって温めたらダメなやつもあるんです。
ヘナは塗ってから温めたからといって、染まりがよくなったり
放置時間が短縮できたりなんかはありませんよ。
しっかりと塗って、しっかりと時間を置く
これがヘナ染めでは大事なんです。
しっかりとヘナで染めたければ、たっぷりとヘナを塗ることの方がよっぽど大事です。
ヘナを溶く温度も気をつけて
ヘナを溶く時に
どれくらいの熱さのお湯を使っていますか?
ハナヘナでの推奨温度は
40℃です。
ヘナは植物ですから、ポットのお湯のような熱湯なんかで溶かしたら
ヘナの色素であるナフトキノンが壊れてしまいます。
そうなると、ヘナの効果が無くなったり、染まりが悪くなったり(染まらなかったり)してしまいます。
大切に育てている植物に熱湯なんかかけませんよね?
熱湯をかけた植物は枯れてしまうかもしれませんよね?
ヘナだって同じですから
絶対に40℃以上のお湯は使わないでください。
ヘナ(ヘンナ)でしっかりと染めるなら
染める前日に水で溶いておいて(少し固めに)一晩寝かして
翌日にヘナの粘度を調節して使う。
この方法が一番です。
まとめると
ヘナを塗ってから温めても染まりがよくなることはありません。
ヘナでしっかりと染めたいなら
前日に溶いておいたヘナ(熟成ヘナ)を使い
しっかりとヘナを塗って
しっかりと時間を置く。
これです。
「何かをプラスすればもっとよくなる」なんてやり方は間違っているかも。
基本を知って正しく扱うことでヘナはしっかりと答えてくれるんです。
じゃあまた。