香草カラーとヘナは全く違うモノですよ

神戸市垂水区にある美容室ARCHE(アルシュ)
ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。

先日、香草カラーをしているご新規さまが天然100%ヘナをしたくてご来店されました。「【香草カラー】というヘナをしていました。」と言われましたが、香草カラーとヘナは全く違いますよ。

目次

香草カラーにはご注意ください

ヘアカラーをすると

  • 頭皮が痛い
  • しみる
  • 痒みが出る

などの理由で「香草カラー」なんてネーミングのヘアカラーを見つけた時に

「なんかヘアカラーよりも優しそう」

「植物が入っているカラーなんだ」

「ヘナが使われているんですね」

なんてネーミングと見た目で髪と頭皮に良さそうと思って染められる方もいます。

でもその香草カラーって

ヘナとは全く違いますから!

  • 香草カラー
  • ボタニカルカラー
  • 和漢
  • 小麦カラー
  • 漢方カラー

などなど

色んなネーミングの同じような商材がありますが、どれも中身は同じようなモノ。

これらは全て人工色素でできた立派なヘアカラーです。

植物染料だけでできているのは「ヘナ」だけです。

ですから、これらの香草カラーを「なんちゃってヘナ」って呼んだります。

これら香草カラー、ボタニカルカラー、和漢などのメリットは

  1. ヘナに比べてしっかり白髪が染まる
  2. ヘナに比べて時間が早く染まる
  3. 頭皮への刺激が少ない
  4. ヘアカラーよりも髪へのダメージが少ない

こんな感じ。

これらのメリットを見ると「良さそうなカラー」と思うでしょうけど

そりゃそうですよ。

だって香草カラーはヘアカラーですから。

ヘアカラーですから、ヘナよりもしっかり染まります。

ヘアカラーですから、ヘナよりも時間が早く染まります。

香草カラーのことを知ればヘアカラーだという理由がわかります。

香草カラーはこんなカラー剤

香草カラー、ボタニカルカラー、和漢カラー、漢方カラー、etc・・・

ネーミングだけだととても自然で髪と頭皮に優しそうに思いますが、

髪を染める色素はどれも人工染料の酸化染料が使われています。

酸化染料といえば、ヘアカラーにも使われている染料です。

酸化染料には【ジアミン】が使われています。

ジアミンは旧指定成分に指定されていて、アレルギーを起こす恐れがある成分です。

「ヘアカラーのジアミンアレルギー」って聞いたことないですか?

あれです。

カンザキのところにも実際にヘアカラーのジアミンアレルギーで頭皮がかぶれてしまい、ヘアカラーができなくなって天然100%ヘナで染め来られているお客さまもいます。

一度ジアミンアレルギーが発症したら2度とヘアカラーはできません。

【ジアミン】って結構、怖いんです。

香草カラー、和漢、ボタニカルカラー、漢方カラーが頭皮への刺激が少ないのはこういう理由です。

一般的にヘアカラーというのは

1剤(酸化染料)+2剤(過酸化水素)

を混ぜて使います。

でも

香草カラーなどは

1剤(酸化染料)+水

を混ぜて使います。

使っている染料は酸化染料でヘアカラーと全く同じ。

違いは2剤に【過酸化水素】を使っているのか、【水】を使っているのか

なんです。

頭皮への刺激が少ないのは、「ヘアカラーに比べて」ってこと。

ヘアカラーと比べて2剤に過酸化水素を使っていない分、頭皮への刺激や髪へのダメージも少なくなるんです。

過酸化水素を使わないで水で反応させていますから、反応は低刺激になり頭皮への刺激も弱くなります。

ですが、水と反応させるので染まりが悪くなったりするため、1剤の酸化染料の割合は多かったりします。

また、【アルカリ】を使っていない場合も多く、アルカリと過酸化水素の反応もないため頭皮への刺激が少ないです。

ただしデメリットとしては、アルカリが入っていないので髪色を明るくする力はありません。

まとめると

香草カラー・漢方カラー・ボタニカルカラー・小麦カラー、和漢などは

天然100%ヘナとは全く違います。

香草カラーの染料にはヘアカラーと同じ酸化染料が使われているため、ジアミンアレルギーが起こる可能性があります。

ヘアカラーでジアミンかぶれを起こした方は、絶対に染めないでください!

香草カラーは2剤に【過酸化水素】を使わずに【水】を使っているため、1剤と混ぜた時の反応が弱く低刺激です。

また【アルカリ】も使っていないので刺激が少ないです。
(デメリットとして髪色は明るくなりません)

ネーミングだけでなく、こうした内容をよく知った上で

髪を染めてほしいです。

しっかりと染まる

希望の色味になる

など

「人に合わせる」にはやはり人工の化学薬品を用いないと難しいんです。

そして、それだけリスクも高くなると覚えてください。




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