ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
ヘナは白髪染めとしてでなく、トリートメントとしても効果の高いものです。では、ヘアカラーで染めてすぐにヘナでトリートメントをすれば髪は艶々になって良いの?それとも何か問題はあるの?
ヘアカラーとヘナの染まりは違います
ヘアカラーは1剤と2剤を使って髪を染めます。
1剤には酸化染料、アルカリ剤
2剤は過酸化水素でできています。
ヘアカラーは髪に浸透し、メラニン色素を破壊(脱色)して髪色を明るくして、色素を定着させて髪を染めます。
「色素を定着」とは書いていますが、髪の中では酸化重合が起きて色素を大きくすることで髪の中から抜け出しくくしているだけです。
ですから2〜3週間もすれば色素が抜け出して髪色はなくなり、後に残るのはメラニン色素が破壊(脱色)された明るさだけになるので髪は茶色になるんです。
でも、ヘナの染まりは違います。
ヘナの染まりは【色素浸透酸化硬化型】なんです。
ヘナの色素は化学式に表すと
【2ヒドロシキ1.4ナフトキノン】
ナフトキノンは髪のタンパク質に結合するのですが、この成分はタンパク質に結合(低分子で髪の奥まで浸透)し、酸化(空気に触れる)することで硬化します。
ナフトキノンの硬化は弾力性のありますから、柔らかでしなやかな髪になるってわけです。
髪の毛の太さに応じて浸透し、空気に触れることで酸化して固まり定着するのがヘナの染まりなんです。
ヘアカラーで染めてすぐにヘナで染めると問題ありますか?
ヘアカラーとヘナでは、色素の定着の仕方が全く違います。
ですから、ヘアカラーで染めた後にヘナ染めをしてもヘナがキューティクルをふさぐと言ったことは起こりません。
ヘアカラーでダメージしている髪にヘナで染めるからといって、髪がダメージすることもありません。
ヘアカラーでダメージしている髪にヘナで染めると髪のケアになるので、ダメージを気にするならするべきです。
ただし!
デメリットもあります。
それは・・・
ヘアカラーの色素を押し出してヘナの色素は定着しますから、ヘアカラーの色味がなくなるってことです。
ヘアカラーでブラウン系、またはカッパー系(オレンジ系)に染めている場合はいいのですが
アッシュ系やピンク系に染めている場合はせっかく染めた色味が抜けて、ヘナのオレンジに変わってしまいます。
アッシュ系に染める人は髪色のオレンジ味がイヤだからアッシュ系を選びますよね。
そんなオレンジ味が嫌いで染めたのに、ヘナで染めることでオレンジになってしまう・・・
これでは何のために染めたのかわからなくなってしまうので、ヘアカラーの後にヘナ染めはオススメできません。
(オレンジにならない方法もあるのですが、これは直接カンザキに聞いてください)
最後に
ヘアカラーで染めてすぐにヘナで染めることに問題はありません。
ヘアカラーのダメーケアになるのでヘナ染めをしてもいいくらいです。
ただし、色味にこだわっている人はやめた方がいいです。
ヘナの色素は【オレンジ】です。
髪色がオレンジ味になるのが苦手な人は避けた方がいいでしょう。
でも・・・
髪のダメージケアにはヘナ染めって本当にいいんですけどね〜