ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
天然100%ヘナと美容室で言われて白髪を染めたら1回でしっかりと染まった。そんな経験がある方はいませんか?そんな白髪が1回でしっかりと染まる天然100%ヘナはありませんよ。
天然100%ヘナ染めとは
天然100%ヘナとは、インド原産のミソハギ科の植物で葉っぱを乾燥・粉末にして水やお湯で溶かしたものを髪に塗って使います。
最近は日本産のモノもありますが、基本は一緒です。
ヘナの成分であるナフトキノンの持ってい色素は【オレンジ】だけ。
ですから、ヘナで白髪を染めてもオレンジにしか染まりません。
そして、天然100%ヘナで白髪をブラウンに染めるにはナンバンアイ葉(インディゴ)を使ってオレンジに染まった白髪の上から染めるしか方法はありません。
これがヘナの【2回染め】という染め方。
ヘナ染めの場合、白髪が多いとオレンジの割合が多くなってしまいますから、オレンジが目立つのがイヤな場合はこの【2回染め】という方法で白髪のオレンジを消してブラウンに変化させるんです。
1回染めをする時にヘナとインディゴが混ざったヘナ(ブラウンヘナと言われるモノ)で染める方法もありますが、1回だと白髪は薄くしか染まらないんです。
1回30分で暗く白髪が染まる天然100%ヘナ?
では美容室で天然100%ヘナと言われ、1回染めで30〜40分でしっかりと白髪が染まるものはなんなんでしょう?
それは、ケミカル(化学染料)が配合された【ケミカルヘナ】なんです。
主成分は確かに天然100%ヘナ。
でも白髪を染まる染料に化学染料が使われているんです。
化学染料ですから、白髪が1回でしっかりと染まるのもわかりますよね。
短時間で染まるの納得です。
言ってしまえば、天然100%ヘナを混ぜているだけのヘアカラーなんです。
ヘアカラーは1剤と2剤を混ぜたものを使って白髪を染めます。
1剤にアルカリ剤と酸化染料
2剤に過酸化水素
この2つを混ぜることで化学反応が起き、白髪を染めるんです。
ケミカルヘナにはアルカリ剤は使っていないと思うんですけれど酸化染料は使っているはず
そして、2剤に過酸化水素を使っていません。
ケミカルヘナは水やお湯を混ぜて使うんです。
この水やお湯を使うところが、ケミカルヘアは髪には優しいと思ってしまうところ。
実際に過酸化水素を使いませんから、よくあるヘアカラーの1剤と2剤を混ぜた時のツンとした匂いがしません。
水を使うから頭皮に優しいと思ってしまう(実際に刺激は少ないと思います)
でも!
白髪を染めているのはヘナではなく、化学染料です。
「これは天然100%ヘナですよ」って言われたから〜と思っているなら
だまされていますよ!
これらの天然100%ヘナにケミカル(化学染料)が混ざっているヘナのことを
【なんちゃってヘナ】って呼んでいます。
なんちゃってヘナ(ケミカルヘナ)がある理由
じゃあなんで、こんな「なんちゃってヘナ」があるのか?なんですけれど
それは
一般のお客さまのニーズから生まれています。
天然100%ヘナだと白髪を染めるのに時間がかかる
天然100%ヘナだと白髪を染めてもしっかりと染まらない。
もっと短時間で
もっとしっかりと白髪が染まって
ヘアカラーよりかは刺激が少ないものってないかな〜
こんなニーズで生まれたのが【なんちゃってヘナ】なんです。
でも「なんちゃってヘナ」は天然100%ヘナとは全く別物で
天然100%ヘナの良いところを全て潰しています。
「なんちゃってヘナ」で白髪を染めるなら、普通にヘアカラーで染めた方がいいと思うんですけれどね・・・
まとめると
天然100%ヘナで1回で30〜40分でしっかりと白髪が染まることはありません!
そんな天然100%ヘナがあるならそれは
天然100%ヘナが使われている【ケミカルヘナ(化学染料入り)】です。
ケミカルヘナは天然100%ヘナとは全くの別物!
これだけは知ってくださいね。
みなさん、「うちの美容室は天然100%ヘナですよ」と聞いたら
どれくらいの時間で染まるのか?
どういう工程で染まるのか?
ここを確認してくださいね〜
じゃあまた。