ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
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重曹シャンプーは弱アルカリ性で髪と頭皮に優しく健康的な髪になる。そんな重曹シャンプーを使ったあとは【クエン酸リンス】を使って、アルカリ性になった髪を酸性に戻すんですよね〜
重曹シャンプーした後はなんでクエン酸リンスなんですか?
昨日は重曹シャンプーについて書きましたので、どうしてもSETで書かないといけないのが【クエン酸リンス】について。
重曹シャンプーをした髪はアルカリ性になっているので、元のp Hに戻さないといけないんです。
頭皮のp Hは自然に戻っていきますが、髪はアルカリ性のまま戻りません。
p H(ピーエイチ)ってわかりますか?
髪の等電点のことで、簡単に言えば髪が最も安定している状態のこと。
傷んでいる髪はアルカリ性に傾いていて
健康毛のp Hは4.5〜5.5という弱酸性なんです。
『アルカリ性に傾いた髪を酸性に戻すのに使われる?』のがクエン酸だと思います。
クエン酸って名前からわかるように【酸性】です。
このクエン酸を水に溶かしてリンスを作って、重曹シャンプーした髪にバシャバシャつける。
そうするとアルカリ性に傾いていた髪がクエン酸で中和されて元の弱酸性になるってわけなんでしょうけど・・・
それって本当ですか?
本当に髪はアルカリ性から弱酸性に戻っていますか?
重曹シャンプーした後の髪のp Hが、クエン酸リンスしてp Hが戻っているかどうかを
ちゃんと調べましたか?
ここが問題だと思うんですけど・・・
アルカリ度や酸度って知っています?
あなたの今使っている重曹シャンプーのp Hって知っていますか?
重曹シャンプーのアルカリ度って知っていますか?
これってとても需要ですよ。
クエン酸リンスを使っているなら、そのクエン酸リンスのp Hや【酸度】を知っていますか?
ここがわからずに使っていて、それで本当に髪は健康になっているんでしょうか?
重曹シャンプーのp Hやアルカリ度に適応しているクエン酸を使っているなら、ちゃんと中和できているかもしれませんが・・・
例えば、美容室にも【中間酸リンス】ってモノがあります。
以前はパーマをかける時に1剤の後、2剤をつける前に1剤のアルカリを中和させるために酸リンスをつけてから2剤をつけていたんですけど・・・
あれって意味がないって知ってからはARCHEではしていません。
酸リンスくらいの酸度では、アルカリは中和できないんです。
つけた時はアルカリは確かに低くなるでしょうけど、水で流したら元のアルカリ性に戻ってしまうんですよ。
アルカリ度って、それくらい強いんです。
そして【酸度】って大切なんです。
クエン酸リンスの濃度を濃くしたらいいって問題でもないですからね。
クエン酸を濃度を濃くしたらp Hが2とか3とかの強酸性になってしまいます。
そんなクエン酸リンスを髪につけたら「ギュ〜〜〜」っと髪は過収れんをしてしまいますよ。
過収れんは髪はとっても髪に悪くて、ギシギシになったりします。
髪がそれほど傷んでいない場合は適度にキュッキュする程度でしょうから
「余分なものが落ちて髪が素髪になった〜」と喜ばれるかもしれませんけど
それは勘違いです!
最後に
界面活性剤は身体に悪いから使わないためにと
重曹シャンプーで髪を洗って
クエン酸リンスをする
一見すると髪に良さそうに思いますが、ちゃんと調べて使ってください。
アルカリや酸を使う時は
そのp Hはどれくらいなのか?
度数はどれくらいなのか?
これがわからないのなら使わない方がいいですよ。
重曹は食品の炭酸水素ナトリウムだから安全だし
クエン酸も食べれるものだから大丈夫なんて思っていても
髪は身体と違いますからね〜