ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
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普段から使っているモノのちょっと気になることを書いてみます。今回は「高級アルコール系」について。「高級アルコール」って文字を見ると、高そうな原材料を使った良いモノのような感じがしませんか?
【高級アルコール】ってなんなの?
シャンプーなどのラベルの裏側に「成分」が書いていますが、その中に【高級アルコール】って文字を見たことないですか?
「高級」ってなんか良いものが入っている感じしますよね?
それはカンザキだけ?
そんなシャンプーや洗剤に入っている知っているようで知らない【高級アルコール】について書いてみます。
そもそも【高級アルコール】ってなんなのか?
簡単に言ってしまえば「界面活性剤」の元になるようなモノです。
『界面活性剤』とは、水と油みたいな本来混ざらないモノ同士を混ぜる時に使います。
界面活性剤とは、水と油など本来混ざり合わない物質の境界面(界面)に作用して、混ざりやすくする物質の総称です。
水になじみやすい部分(親水基)と油になじみやすい部分(親油基)の性質を併せ持っているため、界面の性質を変化させることができます。
界面活性剤は、衣料用洗剤、シャンプー、お掃除アイテム、マヨネーズ、ファンデーション、化粧クリームなど、さまざまな製品に使用されています。
シャンプーなどでは、界面活性剤に何が使われているのかが大事なんて言われたりするんです。
そして、「アルコール」は水に溶けやすい構造を持った物質のことを指します。
このアルコールのうち、炭素を鎖をつくる炭素数が6個以上のものを【高級アルコール】と呼ぶことが多いです。
逆に6個未満は【低級アルコール】と呼ばれています。
高級アルコールとは、分子中の炭素数が6以上のアルコールで、主に油脂から精製されます。
炭素数が12以上のものは常温で固体となり、乳化物の安定剤として洗剤などに使用されます。
また、潤滑油や金属加工油の添加剤、化粧品、シャンプーなどにも使用されています。
高級アルコールは、品質が良いという意味ではなく、分子量が大きいことを意味します。
一般的には、炭素数が6以上でヒドロキシル基(-OH)を含むアルコールのことを指します。
赤文字のところが大事で
要は分子量が大きいから「高級」
小さいから「低級」ていうただの呼び名なんです。
わかっていただけましたか?
これから、シャンプーを買う時にラベルの裏面を見て【高級アルコール】って書いているからといって
「高い原材料が使われている良いシャンプーなんだ」なんて勘違いは絶対にしないでくださいね。