ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
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髪色を明るくするには、ヘアカラーの脱色効果(ブリーチ)が必要です。髪にはメラニン色素があり、メラニンがその人の髪色を決めているんです。そんなメラニン色素を壊さないと髪色は明るくならないんですよ。
髪色を決めるメラニン
髪にはメラニン色素があります。
その人の髪色を決めるのがこの「メラニン」
地毛の明るさはこのメラニン色素で決まっています。
日本人の”黒髪”は赤褐色の「ユウメラニン(真メラニン)」が多く存在し
欧米人の”ブロンド髪”には、黄赤色の「フェオメラニン(亜メラニン)」が多く存在しています。
このメラニンは、水に溶けない高分子色素ですが、アルカリ溶液(パーマ1剤など)には、少し溶けて褐色の溶液となります。
ヘアカラーで髪色が明るくなる理由
黒髪をブリーチしていくとユウメラニンがまず壊され、赤味からオレンジ味に髪色が変化していきます。
さらにブリーチしていくと、フェオメラニンの色が残ってオレンジ味から黄味に変化していきます。
日本人の黒髪には「ユウメラニン」が多く含まれています。
ブリーチ作用によってメラニンが壊されて、髪色が明るく変わります。
ヘアカラー剤には、必ずブリーチが含まれています。
これは「ファッションカラー」も「グレイカラー(白髪染め)」も同じです。
ファッションカラーは髪を明るくするからわかるけど
「白髪染めにもブリーチが入っているの?」と驚く人がいますが
しっかりとブリーチは入っています。
白髪染めする時に、地毛(黒髪)も明るく染まりますよね?
黒髪も明るく染まって、白髪も染まることで、白髪が目立たない色味になるんです。
黒髪が明るくなるのは、ブリーチがメラニンを壊しているから明るくなるんです。
メラニンの働き
メラニン色素には髪色を決めるだけでなく、とても重要な働きがあります。
それは
有害な紫外線(UV)を吸収し、頭部や体を守る働きがあります。
メラニン色素は紫外線を浴びると、メラノサイトという色素細胞が細胞を守ろうとする働きによって作り出されます。
頭皮が紫外線を浴びると、情報伝達物質(活性酸素やエンドセリンなど)が発生します。
その結果、メラノサイトがメラニン色素を生成し、紫外線による攻撃によって髪を黒くする成分をつくりだしてくれるのです
赤道直下に住む人種は紫外線も強いため、メラニン色素が多く、髪と頭皮を守るために髪は縮れ、黒色で、肌も褐色から黒色になっており
北欧などの太陽光線の弱い所に住む人種はメラニン色素が少なく、毛髪は明るい金髪になり、肌は白色になっています。
髪の色はメラニンの種類と量によって決まります。
0%になると髪は真っ白になります。
最後に
「ヘアカラーで髪色が明るくなる理由」と「メラニン色素の働き」について
わかっていただけましたか?
メラニン色素は髪に必要なもので、頭皮を紫外線から守る働きをしています。
日本人のメラニンは「ユウメラニン」を多く含んでいる人が多いです。
最近は色素が薄い人が増えてきましたが・・・
ヘアカラーで髪が明るくなるのは、このメラニンをブリーチで壊しているから。
アルカリの溶剤でメラニンは溶けますから、メラニンを溶かして髪の中から減らすことで髪色を明るくしていくんです。
髪の中身を溶かすんですから、もちろん髪がダメージすることはわかりますよね。