ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
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くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
すぐに伸びて目立って気になる白髪。そんな白髪を定期的に染める人は多いと思います。そんな白髪染めをする時に根元だけ(リタッチカラー)をおすすめするのにはこんな理由があるんです。
1ヶ月で髪の伸びる長さは?
髪の毛の伸びる速さなんですが
髪の毛は1日で0.3~0.4mmほど伸びるといわれてます。
平均値で考えると1週間で約2.5mm
1カ月で約1cmです。
白髪の場合は根元から1cmの白い部分ができるんですけど
頭頂部の分け目でしたら左右合わせて2cmの幅になります。
2cmって言ったら結構目立ちます。
気になって当然なんです。
1ヶ月半なら左右の幅を合わせて3cm。
2ヶ月なら左右の幅を合わせて4cmにもなるんです。
白髪を定期的に染めたくなる理由はこの気になる目立ち方にあるんですよね。
髪は減点法で傷んでいくんです。
そんな気になる白髪を定期的に染めるのに
なぜリタッチ(根元)カラーをおすすめするのか?
その理由はとても簡単で
髪は【死滅細胞】で毛根から外に伸びた時点で細胞として死滅しています。
死滅しているから神経はありません。
パーマをかけても、ヘアカラーをしても、カットをしても痛みはありませんよね。
髪を引っ張ったりしたら痛いのは毛根が痛いんで、髪は痛くありません。
この【髪は死滅細胞】というところにリタッチカラー(根元染め)をおすすめする理由があるんです。
なぜなら髪は減点法で傷んでいくからです。
わかりやすく言うと
根元から生えたばかりの髪が”100”だとすると
中間の髪は”80”
毛先は”60”
こんな風に毛先にいくほど減点していくんです。
毛先に行くほど減点していく理由は【時間経過】です。
20cmの長さの髪だとしたら
毛先の髪は1ヶ月1cm伸びるとして、1年と8ヶ月前の髪です。
その間、毎日のドライヤーやブラッシングなどの摩擦、季節ごとの暑さや寒さ、太陽の紫外線、エアコンなどの冷暖房による乾燥。
これら色んなことに1年8ヶ月耐えてきた毛先なんです。
そして【施術的要因】
その上、パーマやヘアカラーを繰り返していくと、さらに髪の傷みは加速してしまうんです。
一般的にパーマを毎月かける人はいないかな〜と思います。
でも!
【白髪染め】を毎月する人はいます。
理由は先ほども書いた通り、1ヶ月もしたら白髪が目立って気になるからです。
ではその白髪染めで毎月毎回毛先まで染めて言ったら
髪は?
毛先は?
どうなるのか!
もうわかりますよね。
なぜ白髪染めはリタッチカラー(根元染め)をオススメするのか?
根元の生えたばかりの髪はまだ健康で傷みもなくヘアカラーのダメージに耐えれますが、1年8ヶ月前の毛先の髪は違います。
毛先の髪はすでに時間の経過で自然に傷んでいる状態になっている上に、さらにヘアカラーでダメージを促進させていることになるんです。
毛先の状態はキューティクルはめくれ上がり、欠損し、髪の中身が流れ出て水分量も少なくなりパサついている状態になっているでしょう。
毎月白髪を染める時に毎回毛先まで染めるということは
毎回毛先の傷みを加速させている事になるんです。
どんどん髪が細くなり、まとまりにくくなるのは当然なんですよ。
ですから白髪染めは
毛先まで染めないリタッチカラー(根元染め)をおすすめするんです。
リタッチカラーでしたら、根元の髪は生えたばかりで健康な髪ですからヘアカラーのダメージも少しですみます。
リタッチカラーを繰り返すことで毛先のへのダメージを抑えるんです。
リタッチカラーを繰り返していくと毛先の退色が気になることもあると思います。
そんな時には毛先は微アルカリのカラー剤で染めたり、
ハナヘナトリートメントで色味を補充したりと
ダメージを少しでも抑える施術をしてあげるべきなんです。
最後に
髪は必ず減点法で傷んでいきます。
何か施術をした時点で髪は傷んでしまうんです。
ですから
できるだけ髪をダメージさせない方法を考えて
できるだけ髪に余力を残す施術をする。
これがダメージの少ない一番大切な髪へのアプローチだと僕は思っています。