酸性ストレートでエイジングと白髪染めでダメージしてるくせ毛をまとまる髪に

今までの縮毛矯正は【アルカリ性】のモノが多かったです。でも最近は、【酸性】のモノも多くなっています。そんな酸性ストレートでくせ毛を縮毛矯正した髪はどんな仕上がりなのか？どうぞ〜

縮毛矯正の薬剤　【アルカリ性】と【酸性】の違いは大きい

今までの縮毛矯正の薬剤のメイン基材は【アルカリ性】のものがほとんどでした。

アルカリは強いくせ毛を伸ばすのにはいいんですけど（バージン毛やメンズのくせ毛など）

• エイジングでくせ毛みたいになった髪や
• 繰り返す白髪染めでダメージしてしまったくせ毛
• 元々細く柔らかい髪質でくせが強い髪

など

髪の強度（体力）が低いくせ毛にはとても難しかったんですよ。

なんでかというと

アルカリはパワーが強いので

こういった髪に対するストライクゾーンが狭かったんです！

例えば

体力がない（少ない）くせ毛に

アルカリ性の縮毛矯正の薬剤を塗布した時に

すぐに髪が軟化してしまって、これ以上は時間を置けない状態だったります。

でも還元するには、まだまだ時間が足りない、もう少し時間を置きたい・・・

でも、髪が軟化し過ぎているのでこれ以上は無理！

って流してしまうと

還元不足でくせ毛が戻ってきやすくなります。

それを補うのに今までは、アイロンでアレコレとコントロールしないといけなくなるんです。

タイム設定や塗布量、塗布時間など結構シビアになるので、つきっきりの施術になっていました。

でも、酸性の縮毛矯正の薬剤だと

ストライクゾーンが広い！

時間をそれほど気にせずにしっかりと置くことができます。

その理由は

酸性なので髪が軟化しないからです。

これが大きい！

髪が軟化しませんから、還元が十分に行われるまで時間を置けるんです。

これが

軟毛の方や

ダメージ毛

エイジング毛の人の縮毛矯正にバッチリとハマるんですよ。

要は、髪の見た目や柔らかさは関係なく、髪の中の結合が切れているかどうか？なんです。

わかりにくいですかね？

白髪染めとエイジングとくせ毛でうねる髪に縮毛矯正は怖い

今回のお客さまの髪質は

元々細く柔らかい髪質。

くせが割と強く、うねる波状毛タイプのくせ毛。

エイジングも加わって、１本１本がチリチリしているところもある。

繰り返す白髪染めで髪がダメージしている。

こういう髪のタイプです。

中々厳しい髪質をしているので

アルカリ性の縮毛矯正を使う時は、少しでもオーバータイムしてしまうと一気にダメージしてしまうリスクがあったので、慎重に縮毛矯正をさせてもらっていたんです。

＊オーバータイムすると髪がビヨンビヨンに伸びて、仕上がりはチリチリになったりします。

今までのアルカリ性の縮毛矯正では、できるだけアルカリ量を減らし

『低アルカリ高還元の薬剤』を使っていましたが、今回は酸性の薬剤で縮毛矯正をさせていただきました。

たまに縮毛矯正をして毛先がチリチリになってる人がいますよね？

あれは元々傷んでいる髪に強い薬剤を塗布してオーバータイムになってしまったから（それだけではないけど）

一気に毛先がダメージしてチリチリになってしまうんです。

顔周りの髪やダメージしている毛先、表面の髪など、元々髪の体力が少ない（ダメージしている）ところほどなりやすいです。

毛先がチリチリになるのは【縮毛矯正の失敗】で、お客さまの髪質が悪いからではありませんよ。

美容師が薬剤選定と髪のダメージ度合いを見誤ったから起きた事故です。

酸性ストレートで白髪染めでダメージしてるくせ毛をツヤツヤの柔らかヘアーに

エイジングと

ヘアカラーのダメージと

元々の弱い髪質で

くせが強い場合の縮毛矯正を

酸性ストレートをさせていただいた仕上がりがこちら〜

髪表面のモワモワしていた部分もキレイに収まりました♪

髪にツヤが戻りましたね。

毛先のまとまりもよく、内側のくせ毛もしっかりと伸びましたので髪の膨らみも解消されました。

強いうねりのくせ毛部分も問題なく伸びましたね。

最後に

今回は初めて【酸性ストレート】を使わせていただきました。

仕上がりの状態はとてもよく

気になっていたくせ毛も

モワモワしたエイジング毛も

毛先のパサつきも

収まりが良く、ツヤのある扱いやすい髪に変わって喜んでいただけました。

エイジングによるくせや

繰り返すヘアカラーによるダメージ

髪質が細く、柔らかく、髪の量も少ない、でもうねりのあるくせ毛

そんな髪質に

酸性ストレートはオススメです。

縮毛矯正をした後の失敗である「ペタンコ」、「毛先ピンピン」にもなりませんからね。

自然な柔らかさとツヤ、毛先までまとまる

そんな髪に生まれ変わりますよ。