ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします！
天然１００％ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
髪が伸びてくると気になるくせ毛。定期的に縮毛矯正をされる人も多いはず。そんな時に毎回毛先まで縮毛矯正をしていませんよね？くせ毛をキレイにしたいならリタッチが基本ですよ。
縮毛矯正はリタッチが基本の理由
まず最初に
縮毛矯正で使われている薬剤は
美容室の中でもかなりの劇薬です。
【劇薬＝髪を傷める】という事です。
縮毛矯正の薬剤のPhは約９くらい。
これはブリーチ剤と同じくらいのアルカリなんです。
そんな強い薬剤を使わないと
くせ毛って伸びないんです。
縮毛矯正は
１剤で髪の中の結合を切り
アイロンの熱で成形し
２剤で再結合するもの。
この最初に結合を切る時に
あまり弱い薬剤だと
キレイに結合が切れなくなり
結果くせ毛が伸びていない。
という事になるんです。
ですから
くせ毛を伸ばしたい場合は
強い薬剤を使う・・・
根元の生えてきた新生毛なら
そんな強い薬剤でもいいかもしれません。
しかし
毛先はどうでしょう？
例えば
肩下まである長さなら
表面の髪なら約５０cmはあるでしょう。
その毛先は年数にしたら４年以上はかかって伸びているはずです。
（１ヶ月１cm １年で１２cmの計算で）
４年以上も
紫外線にさらされ
ドライヤーやアイロンの熱
ブラシや枕の摩擦など
様々な要因で
髪は弱っています。
そんな傷んだ髪に
強アルカリの縮毛矯正の薬剤をつける。
考えただけでも
恐ろしい・・・
縮毛矯正をした直後は
薬剤の中に入っている成分で
見た目や手触りは誤魔化され
ピカピカ
ツルツル
サラサラ
のキレイな髪になるでしょう。
でも時間が経つと髪の内側から
傷みが出てきて
バサバサ
毛先はパサパサ
失敗されるとチリチリの
髪になってしますんです。
そうならないためにも
縮毛矯正の基本はリタッチなんです。
リタッチとは根元だけに薬剤を塗る事です。
ハイダメージ毛だからこそリタッチ矯正
いつも大阪からお越しいただいているGさん
お仕事も忙しい中
電車でお越しいただいています。
髪を伸ばしている最中で
中々カットができずにいました。
毛先伸びましたね。
地元の美容室で
ヘアカラーのリタッチだけをされていて
今回はカットと縮毛矯正のメニューです。
伸びて傷んでしまった毛先のカットと
くせ毛が出てきて
まとまりの悪くなった根元の縮毛矯正。
毛先に薬剤がつかないように
細心の注意を払いながらの施術です。
傷んだ毛先に
根元に使う薬剤が付くことは
それこそ命取りになります。
例えるなら
くせ毛を伸ばすのに
根元は『１０』の力がいるのに対して
毛先は『１』の力で充分。
それくらい傷んでいる髪は
根元と毛先でダメージ差があるんです。
気をつけながら
しっかりと根元のリタッチ矯正をした仕上がりが
こちらです。
根元の膨らみ
うねり
パサつきがなくなりました。
根元の髪が真っ直ぐになった事で
頭の大きさも小さく
まとまりました。
傷んで伸びていた毛先もカットして
重さを出したので
まとまりと引っかかりがなくなりました。
これでしばらくは
髪のお手入れも楽になります。
最後に
縮毛矯正に基本は必ず
リタッチ矯正です。
特に初めての美容室で縮毛矯正をされる場合は
「くせ毛が伸びた根元だけを伸ばしてください。」
と伝えてください。
下手に毛先まで薬剤をつけられる事で
取り返しがつかないくらい
毛先が傷んでしまい
あとで後悔することがないよう
気をつけてくださいね。
