ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
くせ毛を伸ばす『縮毛矯正』うねる、広がるくせ毛を真っ直ぐに伸ばしツヤを出してサラサラにしてくれますが、『傷まない縮毛矯正』と『普通の縮毛矯正』の違いって何でしょう?
『傷まない縮毛矯正』なんて無いって
みんな知っている
最近でもよく目にする『傷まない縮毛矯正』
本当に縮毛矯正をしても髪は傷まないの?って思いますよね?
最近くせ毛のお客さまと話していてこんなことを言われました。
傷まない縮毛矯正ってありますけど
あれってどうなんですか?
本当に髪は傷まないんですか?
傷む、傷まないって何を基準に言っているのか
美容室によって違うと思うんですけど・・・
傷まない縮毛矯正は無いです。
やっぱりそうですよね。
縮毛矯正すれば髪は傷みますよね。
でも傷まない縮毛矯正をすれば
ちょっとでも傷みはマシなんじゃないですか?
使っているお薬が優しいとか?
『傷まない縮毛矯正なんてない』ってわかっているんですね!
でも傷まない縮毛矯正って言うくらいだから
髪には優しいんだろうと思っているんですか?
それは違いますよ。
使っているお薬が優しいとかも無いです。
こんな会話をしたんです。
驚いたのは
一般のお客さまも
傷まない縮毛矯正なんて無いってわかっているんです。
わかっているけど
それだけ言うんだから
少しは髪に優しい薬剤を使っているんだろう。
と思っていること。
言っておきますけど
縮毛矯正で使う薬剤に優しい薬剤は無いです。
縮毛矯正とは
薬剤でくせ毛の結合を切って
アイロンの高熱を加えてくせ毛の形を変えて真っ直ぐにし
再結合する。
これだけでも髪の中は大変なことになっています。
そりゃ傷みますよ。
じゃあ何で『傷まない縮毛矯正』なんて言っているんでしょう?
傷まない縮毛矯正ってなに?
『傷まない』って言うのは美容室によっての捉え方だと思っています。
ここからは僕の考えだけですからね。
縮毛矯正で使われる薬剤はアルカリ性です。
しかも!
美容室で使われる薬剤の中でも1、2を争うくらい
かなりアルカリが高いです。
(『アルカリが高い』と言うのはPHの数値が大きいということです)
髪を金髪にするブリーチ。
あれと同じくらいアルカリは高いんです。
髪はお肌と同じ弱酸性。
そんな弱酸性の髪から見れば
アルカリ性が高い縮毛矯正の薬剤は 当然髪を傷めます。
でもアルカリが高くなければ
強いくせ毛が伸びにくいのも事実です。
縮毛矯正の薬剤の中には『還元剤』と『アルカリ剤』が入ってて
この2つの薬剤がくせ毛を伸ばすのに重要な役割を持っているんです。
健康毛でくせも強く一度もヘアカラーをしたこの無いような髪。
そんな髪のくせ毛を伸ばすのには高いアルカリが必要なんです。
でも最近はヘアカラーをしているのが普通になっています。
パーマも普通にされています。
ヘアカラーやパーマを繰り返している髪は傷んでいます。
そんな元々傷んでいる状態の髪の人に高いアルカリは必要ありません。
少しのアルカリでも十分にくせ毛を伸ばすことはできます。
そんな訳で
『髪に優しい』 『弱い』と言われる
弱酸性の縮毛矯正があるんです。
これが
髪を傷めない縮毛矯正の正体なんです。
弱酸性の縮毛矯正は髪を傷めない?
確かに普通の縮毛矯正に比べればアルカリも少なく低くなっていますから
髪のダメージ度合いは少ないでしょう。
中にはアルカリが全く入っていない縮毛矯正の薬剤もありますしね。
確かにアルカリだけ見れば『髪に優しい縮毛矯正』かもしれません。
でもそんな弱酸性の薬剤を使ってくせ毛をどうやって伸ばしているのか?と言うと
それはアイロンの熱のパワーと水分の力を借りてくせ毛を伸ばしているんです。
この2つがあればアルカリが少なくてもくせ毛が伸ばせるんですが・・・
失敗も多かったりします!
本当に縮毛矯正は上手な美容師さんでなければ 弱酸性の縮毛矯正は難しいんです。
そしてもう1つ
弱酸性だろうと還元剤は入っています。
ですから
髪を傷めないわけ無いんです!
髪の結合を切って再結合する。
これだけでもう立派に髪は傷むんです。
わかっていただけましたか?
まとめ
傷まない縮毛矯正はありません!
そして
「傷まない縮毛矯正は傷むけど髪に優しい」って言うのも思い込みで
全く優しくありません!
縮毛矯正をすれば100%髪は傷むんです。
これは知ってて欲しいです。
髪が傷むからこそ
少しでも傷みを少なくする努力をしながら縮毛矯正をする。
縮毛矯正をした後の髪の傷みの原因を除去する。
これが一番大事だと僕は思っています。
縮毛矯正をされるみなさん。
「この縮毛矯正は髪を傷めませんよ。」なんて甘い言葉に騙されないでくださいね。