ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします！
天然１００％ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
髪の水分量ってとても大事。くせ毛のうねりや広がり、ダメージによるパサパサした乾燥にも髪の水分量が関係しています。そんな髪の水分量のこと、知っていますか？
髪の毛にとても大事な『結合水』を知っていますか？
健康な髪の水分量ってどれくらいかご存知ですか？
100％？
（いやいやタンパク質もありますから100はないです）
80％くらい？
（それだと髪のほとんどが水でできていいますよ）
50％は欲しいな〜
（髪の水分で50％もあったら髪はプルンプルンしてるかもしれませんね）
正解は
だいたい１２％くらいの水分量が通常の乾燥した状態であるのが健康毛です。
ダメージしている髪の水分量は６％くらい。
６％くらいになったら結構な乾燥したダメージ毛です。
健康毛にある１２％の水分の中で
湿度の影響は受けないが、ダメージの影響を受ける水分が
- タンパク質結合水
- CMC保持水
- NMF保持水
この３つの水分で健康毛なら５〜６％の水分量になっています。
タンパク質結合水・・・主にタンパク質などの毛髪内の成分物質と強く結合している水分。 温度や湿度の影響を受けにくく、 ドライヤーの熱などでも失われにくいのが特長です。 毛髪内の水分コントロールをスムーズに行うために存在する、 Color 美しい髪を保つために欠かせない水分とされています。
CMC保持水・・・外的な刺激から髪を保護し、髪の内容成分の流出を防いで水分を保持する働きがあるCMC脂質が持ってる水分。
NMF保持水・・・コルテックス内のマクロフィブリル間には、髪の色を決める赤・黄色～黒・褐色の顆粒状の色素「メラニン色素」や毛髪の水分を一定に保つ天然保湿因子「NMF」が持つ水分のこと
この３つをまとめて「結合水」と呼んでいます。
髪の毛にとって とても重要なのが 結合水！
どれだけ乾燥させようが、２００℃以上の温度のアイロンしても蒸発しない水分。
逆に、氷点下の場所でも簡単には凍りもしない水分。
全身乾燥してカピカピになった本物のミイラだって
髪の毛だけ残ってたりするモノも存在する。
髪の毛と同じような構造といわれるタンパク質でできている爪や動物の角なども・・・
なんであいつらは固くて髪の毛は柔軟性があるのか？
これらは全て
【結合水】に関係していると言われているらしい。
髪の毛が柔軟性に富み、曲がったりできるのも、すべてこの結合水のおかげ！！！
脂質と油の違いもあるが・・・
髪の毛の 潤滑油の役目も果たす【結合水】
１００℃以上になっても蒸発しないし
０℃以下になっても容易に凍らない不思議な髪の水分なんです。
残り７％が湿度の影響を受ける
【自由水】です。
【自由水】はドライヤーなどの熱で簡単に影響を受けやすい。
一般的に「今日は髪が乾燥しているな〜」っていうのはこの【自由水】のせいなんです。
そんな大事な地肌と髪の水分量の基礎となる、タンパク質や脂質などの生体組織と強固に結び付く水分の【結合水】ですが
地肌では加齢や皮膚トラブルによって減少したり
髪ではダメージの進行によって減少したります。
では、『結合水』が減少すると…
地肌では、バリア機能が低下し、角質層の配列が乱れ、美しい髪を育むためのうるおいや弾力が失われます。
髪の毛では、基礎となる保水力が弱まることで髪全体の弾力や、やわらかさが低下します。
傷み過ぎた髪は乾燥して硬化しますよね。ゴワゴワしたりするやつです。
つまり【結合水】とは
髪の命と言っても過言ではない大切なモノなんです。
吸着水って聞いたことあります？
髪が濡れると頭が重く感じませんか？
それって髪が水分を含んでいるからですよね。
その髪が含む水分のことを【吸着水】って言います。
『吸着水』は
元々毛髪が持っていない水分で、外部から与えられたものです。
シャンプー後がもっとも吸着水が多い状態で、髪は３０%程度の水分を含んでいます。
１２％は元々持っている髪の水分ですから
それ以外の１８％が吸着水ってわけです。
最後に
髪にとって、とても大事な【結合水】がダメージで減ってしまうと
当然、髪の潤いは減り
髪は乾燥してパサパサになり
髪の艶だって失われます。
そして、一度減ってしまった【結合水】は元には戻りません。
ですから、髪へのダメージをできるだけ抑えることが
美髪への１歩になるんです。
