ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
年齢を重ねたお客さまからのご質問でよくあるのが、「昔はストレートだったのにだんだんくせ毛みたいに髪質が変わってきたの・・・ くせ毛みたいになってしまって・・・ 年を取ると髪質って変わっていくの?」この理由、説明させていただきます。
昔は直毛だったのにだんだんくせ毛になってきた
若い頃は直毛でサラサラストレートヘアだったのに
年齢を重ねるとだんだん「うねり」が出てきて、くせ毛みたいになってしまった・・・
こういうお客さまが多くいます。
年齢を重ねると髪質って変わるの?
って質問が多くあるのですが
カンザキはそんな時には
年齢を重ねると髪のタンパク質量が減ってきてます。
すると髪のタンパク質の量が不均一になって、髪の中で凸凹ができ、ねじれが生まれ、自然なツヤがなくなります。
また、ハリコシがなくなるためにボリュームも減るんです。
タンパク質が減ると保持する水分量も減るので、髪がパサついてしまいます。
と説明していました。
骨で言うところの「骨粗しょう症」みたいなことが髪でも起こるんです。
でも原因は、それだけではなかったんです。
加齢による後天的なくせ毛の原因がわかりました!
中野製薬が関西大学の共同研究により、年齢と共に少しずつうねりなどのクセが出てくる原因について、
「第32回 国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)学術大会2022ロンドン」で発表されました。
日本の中野製薬と関西大学が連携し、こんな研究をしていたんですね〜
すごいです。
この研究結果によると
「くせ毛」には大きく、
- 先天的なもの
- 加齢によるもの(後天的)
があるのですが
加齢によるくせ毛の原因が、
「複数の毛母細胞が融合し、一つの毛包が形成されるのが原因である」ということを発表されました!
通常、一つの毛穴からは1本~4本の毛髪が生えており、毛包ユニットと呼ばれています。毛包ユニット内のそれぞれの毛髪は一定の距離を保ち、独立したヘアサイクルに従って生え変わっています。しかし、今回の結果から、何らかの後天的な要因によって毛包ユニット内で毛髪の元となる複数の毛母細胞が近づき、融合することで後天的なうねり毛が生じると考えられます。
https://ribiyo-news.jp/?p=36538
くせ毛の発生要因を調べることを目的に
同一人物の「直毛」と「うねり毛」を引き抜き、毛根部分の違いについて観察したところ
「後天的にうねった毛髪では、別々の毛髪になるはずであった毛髪の元となる細胞“毛母細胞”が融合し、一つの毛髪を形成していることがわかった」そうです。
さらに、「うねり毛」では毛根の形成に関わる物質(タンパク質)の量にも違いが見られることをつきとめました。
うねり毛(くせ毛)のタンパク質の量の違いはわかっていましたが
まさか
加齢によるくせ毛は、異なる毛髪になるはずの髪の毛が、毛母細胞で融合して2つの毛包が1つになって1本の髪を形成していたんですって!
そりゃ〜毛母細胞の働きが違う2つの髪が引っ付けば、「ゆがみ」や「ねじれ」が起こっても不思議ではないですよね。
1つは元気は毛母細胞、でももう1つは元気がなくなり活動が弱くっている毛母細胞。
この2つが融合することで【1+1=2】となればいいんですけど
【1+1=0.7】とかになったら不完全な毛母細胞になって、作られる髪にも影響が出ますよ。
年齢を重ねると「髪の量が減る」っていう悩みは
- 昔に比べて髪自体が細くなる
- 立毛筋の働きが弱くなり、髪の立ち上がりが弱くなりボリュームが減る
- 毛周期が長くなり発毛が遅れる
これらが起こることで
自然なことだから仕方がないことだと思うのですが
もしかしたら
2つの髪が1本の髪になることで減るのかな?とも思いました。
最後に
年齢を重ねると出てくる後天的なくせ毛の原因が
毛母細胞同士の融合にあったようです。
髪の毛のタンパク質が減り、不均一になるのはわかるのですが
まさか、髪の根っこに原因があるとは思いませんでした。
もっと研究が進んで、加齢によるくせ毛の悩みを解消できるような商品が出てきて欲しいですね。
頑張って欲しいです!