ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
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髪にとって大切な【水分】 この水分について、ちゃんと知って欲しいので書いてみます。(自分のためにも書いてます)
髪にとって大切な水分のこと
「髪がダメージすると水分量が減る」って聞いたことありますよね?
髪がパサつく原因も水分量の減少だったります。
そんな髪のダメージと直結している【水分】についてちゃんと知ってて欲しいのでこのブログを書いています。
(自分のためにも書いています 2回目!)
髪の水分といっても実は3種類の水分があります!
意外ですよね〜
その3種類の水分とは
・結合水(これが一番大切)
・自由水(これが髪の広がりに関係している)
・吸着水(ヘアダメージに関係します)
この3種類の水分が髪の水分と言われるモノです。
一般の人は知らなくて当たり前で、美容師さんでも知らない人も多いかも。
髪ってアイロンしても、ドライヤーでどんなに乾かしてもしなやかで、柔らかいですよね?
それって不思議に思いませんか?
だって、濡れた髪をガンガンにドライヤーで乾かしても髪は柔らかいんですよ?
しなっと柔らかく曲がってくれる・・・
普通で考えたら濡れた髪が乾いたら「パリッ」としそうなモノです。
この髪の柔らかさに関係しているのが【結合水】と言われる水分なんです。
結合水があるから髪は乾いても柔らかさを失いませんし、どんなに乾かしても髪の中から抜けない水分が結合水なんです。
素麺をゆがいたら柔らかく柔軟で美味しいですよね。
これは素麺をゆがくことで水分が入るから。
乾燥しているゆがく前の素麺はポキポキと折れますよね?
髪の毛も全く同じで、柔なくしなやかに曲がるのは水分があるからなんです。
髪の水分量について
髪の水分量は、健康毛だと約12%あります。
その12%のうち
7%が自由水
残り5%が結合水と言われる水分です。
そして、髪をシャンプーしたりしてしっかりと濡らすと髪は水分を約30%含みます。
元々の水分量12%に18%の水分が入ることで30%になるわけです。
この時に入ってくる18%の水分を【吸着水】と言います。
髪が芯まで濡れたビッチャビチャの状態でも100%の水分が入っているわけではなく、髪の水分含有量は最大で30%までです。
この30%の水分量は、健康毛でもダメージ毛でもほとんど変わらないんです。
なぜ、健康毛でもダメージ毛でも30%の水分量が変わらないのかというと・・・
髪が傷んでしまうと
結合水、自由水が減って、吸着水が増えるからです!
髪に含まれる全体の水分量は変わらない。
けれど、髪に必要な結合水や自由水が減っているんですよ。
これは髪が傷むとダメージホールが髪の内部にできるんですけど
ダメージホールについてはこちらを読んでください。
このダメージホールができる時に、髪のタンパク質と一緒に結合水や自由水も髪の中から流れ出てしまうからです。
髪が傷むと余分な水分が髪の中に入り、中々髪が乾かなくなります。
それはダメージホールなどに多くの水分(吸着水)が入ってしまうから・・・
そして・・・
吸着水が多いということは、結合水や自由水が減っているので
髪が濡れていると中々乾かず、乾いたら髪に必要な水分量が減っていますからパサパサで柔らかさのない髪になるんです。
最後に
髪の大切な水分について
ちょっとは知ってもらえました?
髪の水分量は約12%。
髪が濡れても最大で30%までで、この量は健康毛でもダメージ毛でも変わりません。
明日は、結合水や自由水、吸着水について書いてみますね。