ヘナで染めた後の色落ちが手や服について困っている時の解決方法

こんにちは〜ハナヘナ認定インストラクターのカンザキです。今回はこんなご質問をいただきましたのでお答えしようと思います。ブラウンヘナで染めた後の色落ち問題。みなさん経験されたことありませんか？

ヘナで染めた後の色落ちが手や服について困っている時の解決方法はこれ

ハナヘナのことでこんなご質問をいただきましたのでお答えしようと思います。

今回の質問はこんな質問でした。

ハナヘナの【ハーバルブラン】でいつも染めていただいているようですね。

ハーバルブラウンはその名の通りブラウンヘナです。

これはヘナとインディゴが一定の割合で最初から混ざっているモノです。

混ざっている割合は、『ヘナ：インディゴ＝４：６』です。

裏面にちゃんと内容成分として書かれています。

「ナンバンアイ葉」と書かれているのが「インディゴ」のことです。

ナンバンアイ葉が先に書いてあるのは、ヘナよりも分量が多く入っているからです。

【ハーバルブラウン】についてはこんな感じで

ご質問に戻ると

染めた後にお湯で流して自然乾燥した髪を触ると青色が手についてしまうって問題です。

「いつもハーバルブラウンで染めており

塗布後、２時間経過後
お湯のみで洗い流して自然乾燥しています。

昨日も同じ工程で染めて洗い流しましたが、ほぼ乾いた状態の髪を触るとインディゴが手につきます。

髪が触れる顔周り、耳、枕カバーももれなく青くなります。」

これは・・・

『インディゴあるある』です。

まず大事なことは、ヘナ染めではシャンプーをする必要は特にありません。

今回のご質問をいただいた方みたいにお湯だけでヘナを流すことはOKなんです。

植物で髪を染めていますから髪へのダメージってそもそもないんですよ。

ただ・・・

ヘナは髪の中に浸透しますし、髪の表面（キューティクル）にもしっかりと付きます。

特にインディゴはイオン結合で髪の表面に残りやすいんです。

ですから、お湯だけで流した場合。

髪の残りやすく、乾いた後に色が手や洋服につくことはあると思います。

ヘナを流す時にシャンプーはするべきか？

「ヘナを洗い流す際、シャンプーで洗い流すと色落ちしてしまいそうで
お湯のみで流してましたが、シャンプーを使用した方がいいのでしょうか。」

ここの部分が今回の大事なポイントですんよね。

インディゴの色落ち問題の解決策　その①

まず、色が手につくようならシャンプーをした方が良いと思います。

確かにしっかりとインディゴを使って白髪を染めようと思えば、シャンプーせずにお湯だけ流すことはBESTです。

でも、そのせいでお気に入りのお洋服に色がついたりしたらショックですからね。

シャンプーをしてください。

ただし！

シャンプーのやり方を「ゴシゴシシャンプーをしないって方法」もありです。

髪をしっかりと濡らしてからシャンプーで泡立てて、そのまま目の荒いコームで根元から毛先までとかす。

これだけでも髪についた汚れは落ちます。

キューティクルに残っているインディゴもこれである程度は落ちますから、一度試してみて欲しいですね。

インディゴの色落ち問題の解決策　その②

ヘナ染めした後に流した後、シャンプーではなくトリートメントを髪にしっかりとつける。

これはどうでしょう？

トリートメントをしっかりと髪につけて目の荒いコームでしっかりと髪をとくことで

やはりキューティクルに残った余分なインディゴが少しは落ちてくれます。

トリートメントをしますから髪のきしみもなくなり、手触りもよくなります。

こちらも試して欲しいです。

インディゴの色落ち問題の解決策　その③

カンザキ的にはこの方法が一番おすすめです。

要するに

インディゴの発色には「水分＋空気酸化」が大事なんです。

ですから、最初はシャンプーせずにわざと髪にインディゴが残った濡れた髪の状態を作り

そして自然乾燥をさせてしっかりと発色をさせるんです。

そして

ある程度発色をさせたら、あとは余分なインディゴは流してしまっても良いと思います。

コームでとかすくらいのシャンプーなら全部のインディゴが取れてしまうってこともありませんからね。

インディゴの発色をしっかりとしたら、あとは色移りしないように余分なインディゴを落とす。

これで問題は解決すると思いますよ。