ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
お客さまの中にはご自分でヘナ染めをされる方もいます。そんなお客さまからの質問で「インディゴで染めたら頭皮がかゆかった」と言われることがありました。なぜインディゴで染めたら頭皮がかゆくなるのかについて書いてみます。
これは基本 『ヘナ』と『インディゴ』は違うモノ
まず一番大事なことは「ヘナ」と「インディゴ」は全く違いモノだと知ってください。
美容師の中にはこの2つが同じモノだと勘違いしている人もいます。
髪のプロでも知らない人がいるくらいですから、一般の人が知らなくても当然だと思います。
ヘナのことはヘナをよく知っている美容師に相談しましょう。
まず基本ですが
「インディゴ」はマメ科の植物で
「ヘナ」はミソハギ科の植物です。
植物としては同じですが、全く違いますよね。
ヘナの成分は「ヘンナ」
インディゴの成分は「ナンバンアイ葉」です。
ミソハギ科の植物のであるヘナにアレルギーを持っている人は殆どいませんが
マメ科のインディゴでは「ナッツアレルギー」や「蕎麦アレルギー」を持っている人は反応する人がいます。
ここが大きな違いですね。
インディゴ染めしたら頭皮がかゆくなった
「ヘナ」と「インディゴ」は全く違うとわかっていただけましたね。
そして本題です。
「インディゴ染めしたら頭皮がかゆくなった」と言われる人がいます。
これはインディゴの葉にとても微細はトゲのようなモノがあるからだと思われます。
例えば、「桃」を思い出してください。
桃の表面には細か〜い白いヒゲみたいなトゲのようなモノがありますよね。
桃をよく洗わずにそのまま頬ずりしたら、えらい目にあうやつです。
カンザキも子供の時にえらい目にあいました・・・
そんな微細は細か〜いトゲのようなモノがインディゴの葉にもあるんです。
インディゴは植物ですから、外敵から身を守るための進化なんでしょう。
そんな微細なトゲのようなモノが頭皮に触ると刺激になり「かゆみ」を引き起こす原因になるのでしょう。
知ってて欲しいのは
インディゴで染める人の全てがかゆくなるわけではありません。
ごく一部の人です。
ARCHEでもヘナ染めしている人の中でインディゴで痒みが出たのは全体の1%以下の人です。
インディゴ染めでかゆみが出ないようにするにはどうする?
インディゴ染めでかゆみが出ないようにするには、頭皮を無防備な状態にしないことが大事です。
まずは、インディゴの塗布前にシャンプーをしないことです。
*これはヘナ染めでも同じことが言えます
頭皮には天然の保護膜が貼られています。
それが「皮脂」です。
皮脂はシャンプーなどで取ってしまうと8時間くらいかけて頭皮全体を覆ってくれます。
*ですからシャンプーは寝る前にした方がいいんですよ。
この天然の保護膜があるだけでも刺激が激減します。
あとはインディゴ(ヘナ)の塗布のやり方。
頭皮に揉み込んだり
ハケを使って雑に塗ったり
ハケの先が頭皮に立ったりして塗布したらそれだけ刺激になります。
インディゴ(ヘナ)を塗布する時は優しく、丁寧に、頭皮にのせるように塗布してください。
あと、インディゴを塗布した後の流す時に「乳化」も大事です。
これは一般の人がお家でできているのか疑問なんですが
ぬるま湯をすくい髪に少量のお湯をつけて髪にもみ込んでなじませるんです。
これをまんべんなく頭全体をする。
乳化をすることでインディゴ(ヘナ)はよりキレイに流し落とすことができます。
最後に
インディゴ染めをする人の全てが「かゆみ」などの症状が起きるわけはありません。
肌が弱い方
肌の厚みが薄い方
敏感肌の方だけではなく
その日の体調によっても刺激を感じる事があります。
ヘアカラーでも、頭皮がヒリヒリしたり、最悪の場合は『ジアミンアレルギー』を発症することがあるんです。
ヘナやインディゴは天然100%植物だから安心・安全だと言って適当な扱いをしないこと。
天然植物のヘナやインディゴだって頭皮にとったら異物なんです。
正しい使い方をして
丁寧に扱い
役割が追えたらしっかりと髪や頭皮から流し取る事が、より安全にヘナ染めを楽しんで頂くことになりますよ。