ヘナ染めはクルクル回るやつで温めると染まりが良くなる？

ヘナ染めは温めると染まりが良くなるんですか？って話を聞きましたが、それは・・・気のせいですよ。

ヘナ染めは温めると染まりが良くなる？

お客さまから

「ヘナを染めて放置する時に温めると染まりがよくなるんじゃないですか？」と質問をいただきました。

美容室によってはヘアカラーで染める時に放置時間中に温めることがあるみたいですよね。

あの、頭の後でクルクルと回っているやつです。

美容室で一度は見たことありますよね。

ですから、ヘナ染めの時もクルクルと温めた方が染まりが良くなるのではないか？と思われたみたいです。

「ヘナ染めで温めると染まりが良くなるのか？」って質問の答えですが

結論を言いますと

「ヘナ染めは温めても染まりは変わりません」

むしろ温めることでヘナが垂れてきやすくなったりして、不快に感じるかもしれませんよ。

なぜお客さまがヘナ染めで温めると染まりやすく思うのか？は、先ほど書いた他の美容室でのクルクルと回るやつで温められた経験からなのでしょう。

あれは【加温促進機】というモノで、遠赤外線の力で温めるモノです。

トリートメントの時などは髪を温めることでトリートメント成分の浸透が良くなると言われています。

ARCHEでは温めないですけどね。

カラーやパーマなどの薬剤では「常温タイプ」と「加温タイプ」があって

加温タイプの時に使ったりしていました。
（今ではほとんどないと思います）

そんな加温機で薬剤を塗布中に使うと、髪が大変なことになる場合があります！

薬剤を塗布して加温するのは薬剤に入っているアルカリ成分の反応を高めるためだと思うんです。

アルカリは熱に反応して急激に浸透しますから

ヘアカラーの染まりをよくしようと思って加温したり

パーマをしっかりとかかるようにしたくて加温したり

時間短縮のために加温したりするんです。

でも！

「アルカリ」に「熱」を加えると髪は恐ろしくダメージします。

キューティクルを無理やり広げることになるので

• ヘアカラーは染まるけど退色が早かったり
• パーマはかかり過ぎたり、すぐに取れたり
• その後のキューティクルのダメージがひどく枝毛が増えたり
• 最悪な場合は髪が切れたり・・・

などなど、薬剤を塗布して温めることはオススメできないんです。

ヘナの染まりをよくしたければ

ヘナの染まりを良くしたくて温めても意味がないんです。

温めることで染まりが良くなったり、時間の短縮ができたりはしません。

ヘナ染めでしっかりと染めたいのならば

ヘナの塗布量をケチって少なくしないことです。

「ヘナはたっぷりと髪が隠れるくらいに塗布する」

この方法が一番染まりを良くできるんですよ。

温めれば確かに浸透はいいかもしれませんが、ヘナは別なんです。

ヘナのこと知りたければご相談してくださいね。

ではでは。