ハナヘナで髪を染めるとどうしてキレイになるの？

天然１００％ヘナのハナヘナで髪を染めるとどうして髪はキレイになるのか？そんな質問をいただきましたので、書いてみようと思います。

髪の毛はタンパク質からできています

まず染める対象の『髪の毛』のことを考えます。

髪は肌と同じタンパク質からできています。

このタンパク質からできている髪にパーマをかけたり、ヘアカラーをしたりするとどうなるのでしょう？

正解は

キューティクルがはがれ、タンパク質が壊れることで中身が流出します。

これは薬品を使って施術する以上避けて通れないです。

流出するってことは大事な中身が【減る】ってことです。

そうすると水分を保持する成分がなくなり、乾燥しやすくなりパサつきが出たり

髪表面を覆っているキューティクルが欠損してツヤもなくなります。

【アイロンの熱】もそうです。

過度の熱はタンパク質を焼いてしまい固くなってしまいます。

そうなると髪は柔らかさを失い、ピンと固い質感になり、まとまりが悪くなるんです。

一度こうして壊れてしまった髪のタンパク質は元にはもう戻りません。

トリートメントをしても戻りません。

傷んでしまった部分をカットして取り除く以外

元に戻す方法はないんです。

ハナヘナで髪を染めるとどうして髪はキレイになるのか？

インドの草であるハナヘナが何故髪をキレイにできるのか？

それは

まず１つ目

一切薬品が混ざっておらず、自然な膨潤と浸透により髪を染めるから。

２つ目

ヘナの成分が強固に髪のタンパク質と結合して、傷んだ部分の穴埋めをするから。

３つ目

傷んで開いてしまったキューティクルを閉じて引き締めることで、光の反射がキレイに行われツヤが戻り、髪がキレイな状態に見えるようにしてくれる。

こんな効果がヘナにはあり

髪を染めることでトリートメントをしている効果が得られるというわけなんです。

最後に

熱も薬品も一切使わない【ハナヘナ染め】

そのメリットは髪という素材をキレイにすることに関してはすっごいんです。

しかも、繰り返すほど髪はキレイになっていきます。

この【繰り返すほど】が大事。

１回や２回ではそれほど効果を感じなくても、続けることで効果がわかるのが自然の力なんです。

ですから即効性はあまり期待しないでください。

即効性を求めるなら『システムトリートメント』などの薬品を使ったモノを使えばいいだけのこと。

ハナヘナで髪のケアを考えるなら

スキンケアと同じで

『美しさは継続することで保たれる』ですよ。