ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします！
天然１００％ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
ドラッグストアに行ったら今はいろんなタイプのホームカラーが売られていますよね。CMなんかもたくさんしてて「手軽」に「簡単」に髪が染めれるって言っていますが、本当にそうなんでしょうか？
ホームカラーと美容室のヘアカラーの違い
ホームカラーと美容室のヘアカラーの違いってあると思いますか？
そうです。
答えはありません。
同じ酸化染毛剤です。
強いて言うなら、ホームカラーの方が塗りやすく作られています。
泡カラーとかね。
そして、染まりやすくなるように強めに作られています。
薬剤を強く作ると言う事は、髪へのダメージが大きいのですが
ホームカラーを作っているメーカーは、一般の人の髪のダメージのことは考えていません。
それよりも「染まらない」と言うクレームの方が問題なんです。
要は、「手軽」に「早く」「きれいに」染まりやすくしているのがホームカラーで、染まればいいんですよ。
そんなホームカラーで1番気をつけないといけないのは、根元から毛先まで単色のカラーで染めてしまうこと。
ホームカラーを使う人が
根元のカラー剤と
毛先のカラー剤の2種類を買うことってないと思うんですよね。
1つ買ったらそのカラー剤で根元から毛先まで染めてしまう。
この時に1番怖いのが、
髪の毛って根元は生えてきたばかりの健康毛で
毛先の髪は以前のカラーが残ってて明るく茶色だったりするダメージ毛なんです。
そんな髪の毛を一色のカラーで染めてしまうとどうなるのか？
根元はほどよく明るくなるかもしれないんですけど
毛先はもともと明るいので、より明るくなってしまうんですよね。
そうすると毛先のほうは、もともとのダメージ+さらにダメージになる原因になるんです
これが1番困るんですよね。
美容室の染め方は
根元と毛先でカラーを分けることができます。
根元の健康毛部分や毛先のダメージ部分の薬剤を使い分けることで、
髪へのダメージを最小限に抑えながら染めているんです。
こうした美容師の経験とテクニックによって
ダメージの少ない均一な色味の髪を作るんです。
市販のホームカラーを美容師が嫌がる理由
ホームカラーをして色ムラが起こるっていうのは確かに困るんですよ。
でも、それよりも1番ホームカラーを美容師が嫌がる理由は、
パーマや縮毛矯正、ヘアカラーなどの施術に影響するからです。
何故かと言うと
先ほども言った色ムラが起こっているという事は
髪の中はダメージムラが起こってて
髪の状態がどうなっているのか、全く把握できなくなるからです。
ずっと担当しているお客様なら
前回どんな色味で
どんなレベルの明るさで
どれぐらい時間を置いたか
きちんとカルテに書かれてますし
髪の状態を把握しています。
しかし
ホームカラーをされてしまうと
どんなレベルの明るさの色を買ったのか
どれぐらいの塗布量だったのか？
どれぐらい時間をおいたのか？
どんなカラー剤をつかったのか？
など
全くわからないんです。
美容師は、「魔法使いではない」ので
髪の中まで見ることができません。
今までの経験と勘から見た目と目障りで髪の中を想像して施術をします。
ですから
髪色が思った感じならなかったとか
パーマがきれいにかからなかった
縮毛矯正でクセが伸びなかった
髪が痛んでしまった
などの弊害が出てしまうことがあるんです。
ホームカラーをすると言う事は
1つの髪の中にダメージしている部分
それほどダメージしてない部分
ハイダメージの部分
などの
１本の髪の中にダメージムラを作ってしまうんですよね。
これが1番困るんです。
まとめると
ホームカラーは手軽に簡単に髪を染めれる分、リスクがあります。
髪を傷める原因にもなります。
ただ髪が傷んだのなら、仕方がないとあきらめれるかもしれませんが
ホームカラーをすることによって
- したいパーマスタイルや
- 縮毛矯正
- したい髪色
が、できなくなってしまうこともあるんです。
ホームカラーで色ムラになった髪の毛を
修正しようと思うと、
結果的に時間もお金もかかります。
そうならないためにも、
ホームカラーのリスクをきちんと知って
ホームカラーではなく
美容師にちゃんと相談してヘアカラーをしてほしいと思います。
