ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
髪を梳くと「髪をすかれ過ぎてまとまらない!」「毛先がパサパサになってどうにもできない」って話を聞きます。そんな【髪をすく】ことのメリットとデメリットを知りましょう。
【髪をすく】ってどういうことか知っていますか?
髪をすく
【すく】って漢字だとこう書きます。
【梳く】
髪の量を減らすのに使う【すく】と
クシを使って髪を【とく】っていう2つの意味があるんです。
同音異義語ってやつですね。
でも今の時代に「クシで髪をすく」なんて言わないですよね。
子供の頃におばあちゃんに言われた気がするけど・・・
そんな髪を梳くことでできる「メリットとデメリット」を知っていますか?
髪を梳くメリット
1 髪の量が減って軽くなる
髪を梳くことで髪の量が減って【軽く】なります。
これは誰でも経験したことあるんじゃないですかね?
「髪が多くなったので量を梳いてもらえますか?」
「ここが重いから梳いてもらえますか?」
お客さまからよく言われる言葉です。
「わかりました〜」と言って
ガシガシと髪を梳くと
「うわ〜軽くなった〜♪」と喜ばれますよね。
髪が軽くなることで見た目の印象も変えることができますし、ご自分でも髪のお手入れが楽になるメリットがあります。
2 髪を洗うのが楽になる
これもわかりますよね。
髪の量が減るわけですからお湯の通りがよくなります。
シャンプーの量も少なくてすみますから泡立ても楽に♪
髪を洗うのがとても楽になるんです。
3 髪を乾かすのが早くなる
髪の量が減っていることで風の通りもよくなり、ドライヤーで乾かすの時間が早く簡単になります。
毎日するドライヤーですから少しでも時間が早く終わるのはメリットでしかない!ですよね。
4 巻き髪のアイロンも楽になる
髪を挟んで形を作るアイロン。
毛先の量が減ることで熱の通りが良くなり、すぐに型がつくようになります。
すぐに形がつくのは時間短縮になり、髪の傷みも軽減されますからメリットしかありません。
5 ボリュームが減り、見た目の印象が変わる
髪の量が減ることでボリュームが減り、見た目の印象が変わります。
髪が多いと余分なボリュームが出過ぎて、重たくモサっとした印象に見られがちに・・・
そんな見た目のシルエットを変えることができるのが髪を梳くってことです。
髪を梳くデメリット
髪を梳くことでメリットもたくさんありますが、デメリットもあるんです。
1 髪が傷みやすくなる
髪を梳くことで毛先の量が減ります。軽くなるってことは厚みがなくなるってことです。
そうすると髪は絡まりやすくなります。絡まった毛先に無理にブラシや指を通すと枝毛や切れ毛の原因になったりします。
2 毛先がハネやすくなる
髪の量が減ることで軽くなり、毛先がハネやすくなります。
毛先の重さがないため、肩に着いたり、洋服のデザインによっては毛先がハネやすくなるんです。
毛先が乾燥しやすくなるためにハネやすかったりします。
3 髪に艶がなくなりパサつく
髪を梳くことで量がなくなり厚みがなくなります。
特に毛先はその影響が出ます。
髪質によっては(くせ毛は特に)乾燥が早くなり、パサついてしまいます。
また表面近くの髪を梳かれてしまうと、短い髪がたくさんできて浮き、髪の艶もなくなります。
この状態が一番困りますね。
4 髪が広がる&膨らむ
【髪を梳く】ってことは内側に短い髪がたくさんできるってことです。
髪を梳く時に使うスキバサミ(セニングシザー)によってランダムにカットされ、短い髪がたくさんできるんです。
内側にできた短い髪は長い髪を押し上げます。
そうすることで内側がら広がり&膨らむんです。
これは髪質によってひどく出ます。
くせ毛で広がる髪質の場合に髪の量が多いからといって髪を梳き過ぎると
内側にできた短い髪は重さがなくなることで
【うねり】【膨らみ】【広がる】んです。
こうなると髪の量は減ったのに
「梳いた方が髪が広がった」なんてことになるかもしれませんから気をつけましょう。
最後に
髪を梳くことでメリットもたくさんありますが、デメリットもあります。
髪質によっても髪を梳いた結果は変わります。
自分の髪質とどれくらい軽くしたいのか?をよく考えて担当する美容師さんと相談してから髪を梳いてください。
一度切られた髪は伸びるまでに時間がかかりますから気軽に
「髪が重いんで軽くしてくださ〜い」って言わないようにしてくださいね。