ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
くせ毛で髪が多いからと「梳(す)いてください。」なんてオーダーすると大変なことになった経験ってありませんか?そもそも、くせ毛を梳くことが間違っているんです。
くせ毛は梳かない
くせ毛の人はよくわかっていると思いますが、
くせ毛で髪が
広がる
多い
うねる
そんなくせ毛がだんだん増えてくると、とにかく軽くしたいと思いますよね?
その結果
「髪を軽くしてください、梳いてください」
なんてオーダーをしてしまう。
その言葉をそのままを受け取る美容師さんに当たってしまうと
「わかりました~」と
ザクザク髪を梳き始める。
とにかく量を減らそうと夢中で軽くしてしまう・・・
できた髪型は、確かに髪の量は減っているけど
良い感じなのはその日だけで
家に帰ってシャンプーしたら
もう髪がまとまらない・・・
くせ毛の人なら1度は経験したことあるかもしれない話。
こんなことは『くせ毛あるある』なんです。
そもそも
くせ毛は元々水分量が少なくて乾燥しやすいです。
乾燥しやすいですからパサついて広がるんです。
広がりやすいくせ毛を軽くして、毛先の重さがなくなったら
よりパサつきやすくなると思いませんか?
そして、くせ毛で髪が多い、広がるとなるのは
髪1本1本にくせがあり、重なりが大きくなり厚みが出てしまうから。
髪は約10万本も生えていますから
その1本1本の重なりが髪の厚み(見た目の重さ)を作るんです。
同じ髪の量の人でも
直毛とくせ毛の人の場合だと
髪の厚みは変わるのはわかりますよね。
くせ毛で髪が膨らむ、広がるからと
梳いてはいけないんです。
くせ毛で髪をすいてはいけない理由
梳くときに使うハサミを『セニング』といいます。
歯の部分がギザギザになっているコレです。
切れる部分と切れない部分を歯に作って、髪の量を調節するハサミで
とっても便利なんですが・・・
例えばこちらのお客さまの場合
根元から10cmくらいのところにセニングで切られた毛先があるのがわかります。
この部分に短い髪があるということは
ここでくせはうねる(広がる)ということです。
くせがは長さがあるほど髪の重さで落ち着きます。
でも短く切られたくせ毛は重さがなくなり、
軽くなった結果、くせが出やすくなります。
髪の内側にこんなに短い髪があれば
当然内側からくせはうねり、押し上げて膨らむ&広がるのはもうわかりますよね?
梳くことで髪の量が減るということは
それだけ短い髪を作っているということなんです。
まとめると
くせ毛を梳(す)くのは
【髪の量を減らすため】と思ってしていることが
実は
内側に短い毛先を増やすことで
髪の量を増やしていることになるんです。
たくさんの短い髪が
髪の内側で重さがなくなり軽くなったことで
うねりが出たり
乾燥しやすくなってパサついたり
膨らんで広がってしまう原因になっている。
あなたは何のためにくせ毛を梳いているのですか?
もう一度よく考えてみましょう。