ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
天然100%ヘナを扱っていると聞かれることが多い【湯シャン】 この【湯シャン】ってなんのなのか?どうすればいいのか?そんなことを書いてみたいと思います。
湯シャンとは?
【湯シャン】とは、シャンプー剤を一切使わないで髪をシャンプーすること。
毎日お風呂に入っても、石鹸やボディーソープ、シャンプーなどの洗剤を使わないでお湯で流すだけ!なんです。
洗剤を全く使用しないで、生活しようってことが【湯シャン】です。
肌には【表皮常在菌】という菌がいます。
表皮ブドウ球菌、アクネ菌、黄色ブドウ球菌などの菌たちです。
この表皮常在菌が、肌に付いた汚れ皮脂や汗などを分解して清潔な状態に保ってくれるんです。
もちろん頭皮も同じですよ。
表皮常在菌の力を借りて、肌を清潔な状態に保つのが【湯シャン】なんです。
シャンプーには界面活性剤が使われいる
シャンプーには、界面活性剤が使われています。
界面活性剤は、食器用洗剤にも使われていますよね。
なぜ界面活性剤が使われているのかというと、水と油が混ざるようにするためです。
油汚れがひどい食器をいくらお湯で流しても、汚れは落ちませんよね?
でも洗剤をつければ、スルっと汚れが落ちてピカピカになります。
あれが界面活性剤の力。
シャンプーに界面活性剤が入っているのも、髪についた汚れの中に皮脂や汗、スタイリング剤の油分などがありますから、それらの汚れをキレイに落とすために界面活性剤が入っているんです。
界面活性剤の泡が汚れを包み込んで浮かし、髪から汚れを剥がしてお湯で流す。
シャンプーって、こんな感じで汚れが落ちるんです。
洗濯と同じですね。
でもこの界面活性剤は、表皮常在菌も一緒に落としてしまいます。
シャンプーを使ったら髪の汚れはしっかりと落ちる
でも
表皮常在菌も一緒に落ちてしまう。
湯シャンは、表皮常在菌に頑張ってもらって汚れなくし清潔に保つので
界面活性剤が入っているシャンプーをやめよう!ってなり
『脱シャンプー』ってなるんです。
【湯シャン】には向き不向きがある
まず、湯シャンをするにあたって、『向き不向き』があると思います。
それは髪型。
つまり、「髪の長さ」です。
ショートヘアの人ほど湯シャンは向いていると思うし、
ロングヘアの方には湯シャンは向いていないと思います。
これは湯シャンが文字通り、シャワーのお湯だけでシャンプーするからです。
お湯がしっかりと髪を通らなければ、汚れは落ちません。
ですから、ショートヘアの方が向いているとなるんです。
ロングヘアの場合、頭頂部はしっかり流せても、えり足付近は中々難しいんじゃないかな。
「私はロングヘアだけどしっかりと流すことはできます!」って人ならロングヘアでも湯シャンは問題ないと思いますが
普通に考えてショートヘアには向いているけど、ロングヘアには向いていないと思います。
スタイリング剤をつける?つけない?
ヘアセットをした後に、スタイリング剤をつける人、つけない人がいると思います。
湯シャンが向いている人は、スタイリング剤を使わない(付けない)人。
スタイリング剤を使う(付ける)人には、湯シャンが向いていません。
なぜなら、スタイリング剤は中々お湯で流すだけでは取れないから。
ロングヘアでオイル系トリートメントなんてつけていたりしたら、お湯だけではとても落ちませんから
湯シャンを続けていくと、キッチンの掃除していない「換気扇」」みたいに油まみれに髪がなってしまいますよ。
ワックスなどもそうですね。
水溶性と言われる「ジェル」や「ムース」でもやはり少しは髪に残ると思います。
この残ったスタイリング剤が原因で髪がダメージしたりもしますから、湯シャンだけで終わるのはオススメしにくいです。
湯シャンが向いている人は、ショートヘアで普段からスタイリング剤を使わない(付けない)人。
こういう人の髪は日常の汚れがホコリや皮脂、汗くらいですから、しっかりと髪をシャワーのお湯で流せば汚れは落ちてくれます。
ヘアカラーやパーマをしている人の湯シャン
湯シャンをしたいけど、「ヘアカラーやパーマをしています」って方もいると思いますが
ヘアカラーやパーマをしている人に湯シャンは向きません。
それは、ヘアカラーやパーマをすると髪に必ず化学成分が残るから。
その残った化学成分を早く取ってしまうことが、髪に取って一番のダメージケアになります。
残念ながら、湯シャンでは髪の中に残っている化学成分は中々抜けません。
やはりシャンプーの力を借りた方が早いです。
でもシャンプーをしたら、表皮常在菌も落ちてしまいますから【湯シャン】ではなくなってしまうんです。
ヘアカラーやパーマを定期的にされている方には、【湯シャン】は向かないですね。
最後に
湯シャンに「向いている人」「向いていない人」について書いてみました。
「向き」「不向き」は合っても、しないでくださいとか、「ダメですよ!」ってわけではありません。
しっかりとできる人はできますからね。
シャンプーをやめて【湯シャン】を始めたいって場合は、まずは自分が毎日どのように髪を扱っているのかを考えてください。
【湯シャン】にはメリットもデメリットもありますから、自分のライフスタイルに合った形で考えてもらえればと思います。