ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
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くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
今でもよくCMで見る「マイクロバブル」を使ったシャワー。最近では持ち運びができるタイプや家庭の蛇口からもマイクロバブルが出るタイプもありますよね。そんな「マイクロバブルは髪に良いのか?」なんですけれど・・・
今でもバカ売れしているマイクロバブル
マイクロバブルで有名なのはなんと言っても「ミラブル」ですよね。
顔に書いたマジックがシャワーだけで落ちるCMにはビックリしました。
そんな「ミラブル」ではありませんが、カンザキもマイクロバブルは使っています。
それがコレ!
リファの「ファインバブル」
去年の7月に買ってもうすぐ1年。
しっかりと愛用しています!
夏に向かって暑くなってくると活躍していますね。
そんなマイクロバブルは髪に良いのか?なんですけれど、そこは美容師として忖度なしで書きたいと思います。
実際、美容室のシャワーヘッドをマイクロバブルに変えれるモノも出ています。
美容室のシャワーで「マイクロバブルを使って髪を流せますよ」って的な感じだと思いますが
ARCHEにはもうすでに高濃度炭酸泉がついていてます!
ですから、マイクロバブルのシャワーヘッドはいらないんですけれどね。
マイクロバブルについて
マイクロバブルは
直径100μm未満で1μm(=0.001mm)以上の泡の事(ISOで定められた国際標準規格)で、通常、水の中で出来る気泡と比較しても、マイクロバブルは極めて小さく、負電位のため、微小なゴミを吸着して水面に浮上させる性質を持っています。
1ccに約12,000個の水と空気でできた超微細な泡で、肌のすみずみまでの汚れや毛穴の奥の老廃物などを吸着して取り除くほか、気になる臭いの元もかき出して洗い流しますのがマイクロバブルの特徴です。
要は、特殊なシャワーヘッドの中でお湯(水)に空気を攪拌させて出てくるお湯なんです。
マイクロバブルって髪に良い?炭酸泉と何が違うの?
そんなマイクロバブルのお湯は髪に良いのか?なんですけれど・・・
正直に言って
普通のシャワーのお湯よりは良いかも・・・
これくらいです。
髪についた汚れは確かに落とせると思います。
でもそれだけです。
マイクロバブルの効果を発揮するのは肌なんです。
要は「毛穴」に対してはとても良いと思います。
洗剤を使わなくても皮膚についた汚れを落とし、毛穴の老廃物をとってくれるのは肌が弱い方にとっても良いと思います。
元々、マイクロバブルはアトピーで悩む人のために作られたらしいですから。
でも、髪は別です。
髪に毛穴はありませんから、髪の表面についた汚れを落とす程度にしか効果はないと思います。
そして炭酸泉との決定的な違いは
ph(ピーエイチ)にあります。
「phとは」
ph(Potential Hydrogen)は水の性質を示す単位の一つです。
phは0~14の数値で表され、ph7を中性とし、7より小さい場合は酸性、大きい場合はアルカリ性となります …
お肌は弱酸性ですよね。
そして「髪」も弱酸性。
パーマ液やヘアカラー剤はアルカリ性。
髪は本来弱酸性ですが、パーマやヘアカラーなどでアルカリに傾くことでダメージが起こります。
そして「水」はph7で中性ではありますが、お肌や髪はph4.5〜5.5の弱酸性なので肌や髪から見たらph7の水はアルカリ性なんです。
そして炭酸泉は、水に二酸化炭素が溶け込んだものでphは5前後と弱酸性なんです。
ph7の水に二酸化炭素が溶け込むことでph5くらいになっているんですよ。
でも、マイクロバブルは水と空気を攪拌させているだけですから、phは7のまま・・・
つまり、髪にとってはただの水でアルカリ性なんです。
アルカリ性ということは髪にとってはマイナスで負担になります。
これがマイクロバブルと炭酸泉の圧倒的な違いなんです。
まとめると
マイクロバブルが確かに肌にとっては良いと思う。
毛穴の中の汚れを取り除いてくれますから、洗剤を使わなくてもある程度の汚れは落ちます。
でも炭酸泉と違い、どんなにすごくてもただの「水」なんです。
髪と肌は別物と思ってください。
新陳代謝ができる「肌」と死滅細胞の「髪」
肌に効果があっても、必ずしも髪にも良いとは限りません。
髪のダメージケアを考えるなら、断然炭酸泉なんですよ。