ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
くせ毛でも「いかせるくせ毛」と「いかせないくせ毛」があります。いかせるくせ毛とは?いかせないくせ毛とは?その違いを教えます。
くせ毛が広がる理由
まず、くせ毛っていっても色んな種類のくせ毛があります。
詳しくはこちらをどうぞ
そんないろんなタイプのくせ毛でも共通しているのが「髪が広がる」ってことだと思います。
特に雨の日、湿度が高い日はくせが広がって困りますよね?
あとは汗をかく暑い日。
内側の汗の湿度で根元付近のくせがうねうねと広がってしまいます。
これはくせ毛の広がりが【髪の水分量】と関係するからです。
くせ毛と直毛の違い
くせ毛と直毛の最大の違いは髪の断面を見ればわかります。
直毛は真円で丸くなっているのに対して
くせ毛は楕円形でゆがんでいます。
くせ毛の場合、毛穴がゆがんでいることも原因の1つです。
そして、髪の中身の違いが直毛とくせ毛の大きな違いなんです。
髪の中身=タンパク質には親水性(しんすいせい)と疎水性(そすいせい)コルテックスという部分があります。
コルテックスは髪全体の約85%ほどを占めるタンパク質です。
親水性コルテックスは、水になじむ性質(水分を吸収しやすく膨張しやすい)で
疎水性コルテックスは、水を弾く性質(水を吸収しにくく膨張しにくい)をしています。
直毛はこの2つのコルテックスが規則正しく並んでいます。
しかし、くせ毛はこの2つのコルテックスが不規則で偏りがあって並んでいます。
直毛は2つのコルッテクスが規則正しく並んでいるため、水分を吸収しても均一に膨張するため真円のままです。
しかし、くせ毛は2つのコルテックスが不規則に並んでいるため、水分を吸収すると膨張する部分のばらつきが出て髪にゆがみが出ます。
このゆがみが【うねり】になるんです。
湿度の高い日は、特に水分量を多く髪は吸収しますから膨張する差が大きくなり広がりやすくなるんです。
髪は約10万本生えています。
1本1本のうねりが重なることで、髪の広がりになるんです。
いかせるくせ毛といかせないくせ毛の違い
くせ毛のは種類があると最初に書きました。
このくせ毛の種類で「いかせるくせ毛」と「いかせないくせ毛」に分かれます。
縮毛矯正をかけないと収まらないくせ毛もあれば
スタイリングとカット次第で、パーマをかけたみたいにできる「いかせるくせ毛」もあるんです。
いかせないくせ毛は、毛先がチリチリとしているくせ毛です。
いわゆる【縮毛】と呼ばれるくせ毛。
このタイプのくせ毛はいかすことができません。
水分量も極端に少なく、乾燥してパサついています。
こういうタイプのくせ毛は縮毛矯正をおすすめします。
いかせるくせ毛は。うねるタイプのくせ毛。
波状毛と呼ばれる「大きく波打っているようなうねるくせ毛」は、いかしやすいくせ毛です。
このタイプはカットやスタイリング剤、パーマなどでくせをいかすことができます。
ただし、髪の太さや量、柔らかさ、うねりの強さなどによってもいかし方も変わり、できるヘアスタイルも限られてきます。
くせ毛をいかすにはどんな髪型がいいのかは、担当の美容師さんとよく相談してください。
最後に
くせ毛だからといって
「ずっと縮毛矯正をかけないといけないのか?」というとそうではありません。
くせ毛には「いかせるくせ毛」と「いかせないくせ毛」があります。
くせ毛の種類によっては、くせ毛をいかして髪型をつくることもできます。
くせ毛で悩んでいるのならちゃんと美容師さんに相談して
「これからをどうしていきたいのか」を考えましょう。
「くせ毛に縮毛矯正」は絶対ではないですからね。
縮毛矯正はあくまで「こうなりたい」「こんな髪型をしたい」というための手段です。
くせ毛をいかしたあなたらしい髪型でいることも大事ですよ。