ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
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キレイな髪には必要な【水分】 この水分についてちゃんと知りましょう。(自分のためにも書いてます)
キレイな髪には大切な水分ってどんなの?
髪には水分が必要で、水分が髪にあるのは当たり前だと思っていますよね?
昨日はそんな髪の水分量についてちょっと説明しました。
まだ読んでいない人はぜひお読みください。
髪に大事な水分には種類があるのはご存知ですか?
今回はその水分の種類について書いてみます。
髪に大切な水分の種類について
昨日のブログでも書いた水分の種類。
結合水、自由水、吸着水の3種類と書きました。
水分に3つもあるなんてビックリですよね!
順番に説明しますね。
結合水について
髪の水分で特に大事な水分が【結合水】と言われれる水分です。
結合水は健康毛で約5%しかありませんが、一番需要な役割をしています。
結合水は髪の内部組織に強力に結合していて簡単には抜け出ません。
この結合水があるので髪の組織同士がしっかりとくっついていて、髪の水分量の保持もしているんです。
結合水には3種類あって
タンパク質結合水
髪の70%〜80%を占めているケラチンなどのタンパク質と強く結合している水分
CMC保持水
髪の細胞同士をくっつける接着剤のような役割をしたり、水分を細胞に行き渡らせる水分の通り道になったりするCMC(細胞膜複合体)が保有している水分
NMF保持水
髪のコルテックスの中にある間充物質に含まれるNMF(天然保湿因子)が保持する水分
結合水っていってもこの3種類もあるんです。
それぞれにとても髪にとって大事で、髪の潤い、柔らかさ、しなやかさはこれらの水分のおかげです。
そしてこの結合水は簡単には減りませんが、髪がダメージして減少した場合は補充はできません。
自由水について
自由水は健康毛なら乾燥した状態でしたら約7%ほどあります。
自由水は、空気中で湿度などの影響で自由に髪の中を出入りする水分です。
雨の日や湿度の高い日は水分量が増え、冬場やエアコンなどの影響で空気が乾燥すると自由水は少なくなって髪が乾燥気味になったりします。
くせ毛の方など、湿度が高い日に髪がまとまらなくなるのはこの自由水の影響です。
吸着水について
健康毛で約18%ほどあると言われる吸着水。
シャンプーなどで髪を濡らすと髪の組織にくっつき、ドライヤーなどで乾かすと簡単に蒸発していく水分です。
昨日も書きましたが、髪がダメージすると吸着水の割合が多くなります。
吸着水が多くなることで髪はどんどん乾きにくくなり、やっと乾いたら髪はパサパサ・・・なんて状態になるんです。
まとめると
髪に大切な水分には3種類あります。
水分には、結合水・自由水・吸着水があるんです。
それぞれに働きがあり、それぞれの働きで「髪の美しさ」が変わってきます。
髪の水分って言ってもこんなにあるんですね〜
美容師にとっては大事なことですが、一般の人には難しいかな?
まぁ、雑学として知っててもらっていいと思います。
じゃあまた。