ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
ヘナでしっかりと白髪染めをする時にする「2回染め」という方法。一回目は「ヘナ」で染め、その次に「インディゴ」を使って染めるのですが、なぜかインディゴの染まりが悪い時があります。その理由について説明します。
ヘナとインディゴでは染まり方が違う
「ヘナ」と「インディゴ」はそもそも全く違う植物です。
違う植物ですから、染まり方も当然違います。
ついでも言うと、染め方も違いますよ。
ヘナはヘナの成分であるナフトキノンに含まれるローソン色素(ローソニア・アルバ)がオレンジの色素なので、白髪はオレンジに染まります。
そして、時間を長く置けば置くほどしっかりと染まるんです。
さらに低分子のヘナは髪の奥まで浸透し、髪のタンパク質にしっかりと吸着しますから退色もほとんどしません。
インディゴに含まれている色素は「インジカン」で元々は無色透明です。
そのインジカンに水を加えると分解して「インドキシル」になります。
その後、空気にさらすことでゆっくりと酸化し「インドキシル」は「インディゴ」へと変化します。
詳しく知りたい方はこちらをどうぞ
この工程が生地を染める「藍染め」の「建(た)てる」という工程と同じなんですよね。
ヘナはしっかりと塗って、しっかりと時間を置けば染まりますが
インディゴは髪に水を含ませた状態で空気に触れさせる酸化させる「サラシ時間」がとても大事なんです。
これが「ヘナ」と「インディゴ」の染まり方の違いなんです。
インディゴ染めって色落ちしますよね?
先ほど、生地に染める「藍染め」と同じ「建てる」という工程が必要だと書きました。
その「藍染め」は、繊維にインディゴのブルーが染まっていますよね。
ジーンズを見たらわかると思いますが、ジーンズのブルーって洗濯するたびに徐々に落ちていきませんか?
最初は濃いブルーだったジーンズが、だんだん淡い薄いブルーに変わっていくのはみなさん知っていると思います。
インディゴ染めも同じです。
髪に染まったインディゴもシャンプーのたびに少しづつ退色していくんです。
最後に
ベース(1回目)にヘナで染めてオレンジになっている髪に、インディゴは乗るように染まっていますから
インディゴが退色していくと下のオレンジが見えるようになります。
インディゴの染め方が悪いと1〜2週間ほどで、髪色がオレンジに戻ってしまった。
なんてこともあるようです。
インディゴの染め方はマニュアルがあるようでありません。
人それぞれ髪質が違いますから、髪質によって染め方の工夫が必要なのがインディゴなのです。
ここでもやはりヘナ染めと同じくインディゴ染めも
「人が草に合わせる」という気持ちが大事になります。
植物の力を借りて髪を染めていますから、自然な染まり方を受け入れることも大事だと思いますよ。
あとは色々と工夫をしてみてください。
手軽に、簡単に、髪を染めたいのなら
「人に合わせているヘアカラー」を選ぶの1つです。
どうしても気になるのなら、インディゴ染めはヘナを扱う美容室で染めてもらうのがいいと思いますよ。