ハナヘナとカット大好き美容師カンザキです♪
髪で悩む大人の女性を美しくします!
天然100%ヘナのことを知りたい、
くせ毛の悩みはどうしようなど
ぜひご相談ください。
これから本格的な「冬」がきますよね。冬になると空気は乾燥しやすくなります。お部屋でも暖房もしますしね。そうなるとハナヘナのインディゴで染める時に注意が必要になります。
インディゴの染まりには「さらし時間」が大事です
天然100%ヘナのハナヘナにはナチュラル(ヘンナ)とインディゴ(ナンバンアイ葉)の2種類があります。
ヘンナの持っている色素は「オレンジ」で、染める時間を長くするほどしっかりと染まります。
一方、インディゴは違います。
インディゴ染めの色素は「酸化」させることで発色するんです。
インディゴで染める時には「さらし時間」がとても大事です。
インディゴで染め終わってからの一手間がキレイに染めるためには重要なんです。
インディゴの色素は「還元菌」という菌です。
この還元菌が空気に触れることで酸化し、色素を変化させてインディゴのあのブルーを発色するんです。
還元菌の酸化にかかる時間は約48時間くらいです。
その酸化の間にとても重要なのが【水分】になります。
インディゴの還元菌の酸化中に【水分】がないと酸化がうまくできずに、発色がキレイに行われなくなります。
ですからカンザキはインディゴで染めたお客さまには
「今日から2日間は、お風呂あがりに髪を乾かさずに濡れたままで自然乾燥にしてください。寝る前には乾かしてもらっていいです。もし寝るまでの間に髪が乾いてきたらもう一度髪を濡らしてもらってもいいです。」と説明するんです。
これがインディゴの酸化と水分だったんです。
インディゴで染めた直後に、ドライヤーで完全乾燥は本当はNGなんです。
そして気をつけないと行けないのは、冬場は空気が乾燥していて湿度が少なくなっています。
ということは、自然乾燥で髪を乾かしている間に水分がない酸化になってしまうということです。
インディゴの酸化している「さらし時間」中に水分が少ないとどうなるのか?というと
染めた髪が「紫」になりやすいんです。
せっかく染めた髪をしっかりとインディゴを発色させるには
水分がしっかりとある酸化時間を保って、還元菌の動きを活発にすることです。
つまり、染めた髪を乾燥させた状態で空気に触れささないことなんです。
インディゴで染めても髪が紫になりやすい人の特徴
まずインディゴで初めて染める方の場合、まだ染め方に慣れていないため酸化がうまくできないかもしれません。
思った色より紫になったら短期間で染めることを繰り返せば色味はしっかりと染まるようになります。
白髪が2cm以上伸びていて長くなっている人の場合は
こういう人の場合は毛先に行くほど髪は乾燥しやすくなっていて水分が足りませんから、自分が思っているよりもしっかりと髪を濡らし続けることが大事です。
髪が細い人、柔らかい人の場合
こういう髪質は元々の髪の水分量が少ないですから酸化不足になりやすいです。
これはくせ毛の場合も同じだと思います。
自分の髪が乾燥しやすいと思っているなら、十分に髪が濡れている状態を保ってください。
ダメージ毛の場合
ダメージ毛も髪が乾燥気味ですから、しっかりと水分を保った状態で酸化が必要です。
カンザキがインディゴで染めていて白髪が紫になりやすいと思うのはやはりご高齢の人ですね。
髪が細く、量も少なく、乾燥しやすい髪質ですぐに髪が乾いてしまいます。
こういう人の場合は染めたあと、髪を濡らしていてもすぐに髪は乾いています。
ですからまめに濡らさないといけません。
またご高齢の人の場合、まれにシャンプーの回数が少ない人もいます。
1週間に2〜3回とか。
そういう場合、シャンプーはしなくてもいいんですが、必ず染めた直後2日間は髪を芯まで濡らしてほしいですね。
インディゴの酸化をキレイに行う方法
ただ髪を濡らして「さらし時間」を放置するよりも
髪を芯まで濡らしてから濡らしたタオルでタオルターバンをするか
髪を濡らしてキャップをかぶって乾燥させないようにするか
(またはラップでしっかりおおってしまうか)
この状態で「さらし時間」をとることが有効だと思います。
キャップをかぶるならタオルをお湯で濡らしたのを絞ってそれを頭に乗せて、その上からキャップをかぶる。
そうすると保温もされて蒸されている状態になりますからより効果は高いです。
どちらにしてもしっかりと髪を濡らしつつ、髪を乾かさないってことですね。
最後に
インディゴの発色には「さらし時間」とその時に【水分】が大事だと書かせていただきました。
これから冬になると、いつもと同じように染めてても染まりが悪いって思うこともあるかもしれません。
そんな時は、「湿度が少ないからだ」と思い出して
しっかりと髪に水分がある状態で「さらし時間」をとるようにしてくださいね。
ハナヘナでキレイな髪と頭皮にしていきましょう。
じゃあまた。